Panasonicのインターホンの修理
雑記録
2023.09.14
約10年間使用しているパナソニックのインターホンの修理です。
親機の型番はVL-MWD700、子機の型番はVL-V571L-S となります。
症状
親機 VL-MWD700
玄関子機からの音声が聞こえない。
親機から子機への音声は聞こえる。
子機 VL-V571L-S
画質が悪い。
直射日光が当たる日中や周囲が暗い夜間の映像はぼやけて確認しづらい。
修理
親機 VL-MWD700
音が出ない、という症状から真っ先に疑われるのはスピーカーです。
スピーカーの接続なのか接触なのかスピーカー自体の故障なのかを確認するために分解します。
まずは壁から取り外しますが、画像のように壁内の電線と直結している場合、取り外しには電気工事士の資格が必要です。100Vでも流れる電流値によっては大惨事になりますので無資格での工事はやめましょう。
四隅のプラスネジを外します。
中央のネジだけ特殊ネジです。スーファミやゲームボーイのカセットに使われているタイプの特殊ネジです。パナソニックは電話機などでもこの特殊ネジを使っています。
修理対応期間を短くする一方でユーザによる分解修理を快く思わない、早めに買い換えろ。そういうメーカーの姿勢が見え隠れして嫌いです。
いまどきのインターホンは買い換えると高いんだよ。特にこの画面サイズと機能のモデルは6~7万くらいするんじゃないかな。
文句を言っててもネジは外れてくれないので、こういうのを買ってビット式のドライバーに差し込んで使いました。
分解して基板を取り外すとスピーカーが出てきます。本体ケースに固定されているのでストッパーを外して取り外してください。
つかスピーカー小さいね。直径20mmでした。こんな小さいスピーカーだとは思わなかった。
テスターで通電を確認したり、スピーカを乾電池と直結して確認した結果、スピーカー本体の故障と判明したので早速交換します。
右は壊れているスピーカー。真ん中は23mmのスピーカー、左が20mmのスピーカー。
ちょっとでも大きくて良い音が出ればと23mmのスピーカーを用意してみましたが物理的な問題で使用できず。おとなしく20mmのスピーカーに交換します。
スピーカーは秋葉原のマルツで購入しました。
https://www.marutsu.co.jp/pc/i/158755/
割高ですが純正品?はアマゾンで手に入ります。
サクッとはんだ付けして修理完了。元通り音が出るようになりました。
子機 VL-V571L-S
交換レンズはヤフオクやメルカリで中華製が1000円くらいで出品されています。
今回修理する機種は広角レンズ(ワイドレンズ)搭載型で幅広い範囲を映し出せることが特徴の機種なんですが、入手できる交換レンズは広角レンズではありません。(広角と書いてあっても広角じゃないです)
なので元のような広い範囲を映し出すことは出来ません。そのかわりいままでズームして確認していた来客の顔がズームなしで確認できたりするので一長一短ですね。
追記
たくさんの方が見に来てくれるのでもう少し詳しく書いておきます。
VL-V571L-Sには超ワイドレンズが組み込まれています。そのため室内親機にはかなりは培広い範囲が映るはずです。
ところが、交換用として販売されているレンズは普通のワイドレンズです。超ワイドレンズではありません。超ワイドレンズと比べると映せる範囲が狭くなります。そこだけご注意下さい。
ワタシが調べた範囲では超ワイドレンズを単品で売っているお店・人は存在しません。どうしても超ワイドレンズがいい!と言う方は子機を丸ごと取り替えるしか選択肢は有りません。
玄関子機を外して裏蓋を開くと基盤がお目見えします。用事があるのは上に付いている黒い方の基盤です。
メイン基板と繋がっているコネクタと2本のネジを外して基盤を取り外すとレンズが確認できます。
上が古いレンズ。下が新しいレンズ。
こうして比べると劣化具合がよく分かります。
構造的に直接雨風が当たるわけではないんですよ、ただ紫外線が当たるだけでこれだけ劣化するんですね。
この後の画像を取り忘れてしまったのですが、古いレンズを外して新しいレンズに交換すれば修理完了。
なんですが、色々と面倒です。
まず、古いレンズが接着剤で固定されているので外すのに苦労します。
で、新しいレンズと古いレンズで焦点距離やら鏡胴の長さが異なるのでピント合わせが大変です。1時間くらいは覚悟した方がいいかもしれません。
終わりに
といった感じで10年使ったインターホンの修理をしてみました。
物価高の例に漏れず家電製品の値段も上がりつつ昨今、自分で修理できるものは可能な限り修理して長く使って行けたらと思います。
新規購入や買い換えに補助金が出ることも
カメラ付きで録画できるドアホンは防犯対策として有効です。なので自治体によっては購入に補助金が出たりします。八潮市のお隣の足立区でも補助金が支給されていて、条件に応じて最大で75000円の補助金が出るようです。

ご指定のページは見つかりませんでした(404 Not Found)|足立区
ドアホンは機種自体のお値段もそこそこしますし、取り付けには電気工事が必要だったりしますので工事費もかかります。
こういった補助金を上手く利用したいですね。
追記
子機のレンズを交換してからしばらく使ってみましたが、あまりよくないです。
前述しましたように、この子機の大きな特徴は「超ワイドレンズ」を採用していることです。
ところが交換後のレンズは「超ワイドレンズ」ではありません。この時点でもう用途に適合していないんですね。
スマホのカメラを立ち上げてみて下さい。
多くのスマホ機種では複数のレンズを搭載していて、標準で使うレンズの他に超広角レンズが使えるようになっていると思います。
倍率で「1」を選ぶと標準レンズ、「0.7」とか「0.6」とか「0.5」とか、数字は機種によって異なりますが「1」より少ない数字を選ぶと「超広角=超ワイドレンズ」となるわけです。
超広角=超ワイドにすることで標準レンズでは収まりきれなかった上下左右の部分が写り込むようになります。(そのぶん小さく映るようになります)
この、上下左右を広く映せるというのがこの子機の魅力だったわけですよ。それがレンズを交換したことで標準レンズと同じようにしか映らなくなってしまった。それではこの子機を使う意味が無いんですね、我が家の場合。
色々と探しましたが交換レンズとして売られているものは全て超ワイドレンズではないものです(2026年2月2日現在)
なので別のレンズに交換したところで解決には至りません。
加えて、しばらく使っているとピントがずれます。
文中でもピント合わせが大変である旨を記載しましたが、ピント合わせはレンズをねじ込む具合によって調整します。少しねじ込んでは親機で映り具合を確認して、またねじ込んでは確認して。
そうして時間と手間をかけてやっと合わせたピントが時間の経過と共にずれていきます。
ピントが合った時に何かしらの方法でレンズを固定できれば良いのでしょうが、その解決策も見つかりません。
というわけで、我が家では子機を丸ごと新品交換することにしました。
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