
認定電気工事従事者とは
主催団体
経済産業省(交付権者)
各地方産業保安監督部電力安全課(事務取り扱い部署)
https://www.meti.go.jp/information/license/c_text27.html
公式サイト
電気工事技術講習センター(講習実施機関)
https://www.eei.or.jp/approval/
資格の概要
第二種電気工事士資格では取り扱いが出来ない範囲の一部を扱えるようになる資格です。
一般家庭や小型の店舗では電信柱から電線を引いてきて直接建物内に電力を引き込みます。
そういった一般家庭内での電気工事が可能になるのが第二種電気工事士という資格です。
一方でマンションや団地といった集合住宅、商業施設や工場といった事業施設では電信柱から取り込める電力では電力量が少なすぎてしまいます。
そこで敷地内や建物内に変電設備(キュービクルなど)を設置して、より多くの電力を供給できるような仕組みを取っています。
ところが、そういった変電設備を備えた施設では第二種電気工事士の資格で扱える電力の上限を超えてしまうんです。
第一種電気工事士の資格が必要となります。
せっかく第二種電気工事士の資格を取ったのに、大規模マンションなどの室内ではコンセント一つも工事できない。
そうした矛盾を解消してくれるのが認定電気工事従事者という資格です。
雑な説明であることを承知で書くと、認定電気工事従事者という資格は第二種電気工事士と第一種電気工事士とのちょうど中間に位置する資格となるわけです。
受験資格
(1)第二種電気工事士免状の交付を受けている方
又は、
(2)電気主任技術者免状の交付を受けている方
受験方法
認定電気工事従事者に試験はありません。
上記の条件をクリアしている者が指定された講習を受けることで取得できます。
受験料
12,500円
こんな人にお勧め
第二種電気工事試験に合格した人
資格受験記録
受験のきっかけ
第二種電気工事士を取得した人の半数以上の人は認定電気工事従事者講習を受けるそうです。
でないとせっかく第二種電気工事士の免許をもらったのに一定規模以上の集合住宅や店舗などでの工事をすることが出来ません。
勉強時間
朝9時から夕方17時まで、丸一日の講習を受けることになります。
難易度(個人的体感)
試験は無いので評価無し
実用性(個人的感想)
まだ未評価
受験してみた感想
年に2回しか開催されていない講習を予約して受けることになります。
予約の時期は講習の半年前です。しかも人気の講習会場はすぐに予約が埋まりますので予約開始日以降早めに予約しないと近場の会場が取れなかったりします。
ワタシの場合、講習会場は湯島にある全国家電会館で講習を受けました。
講習は平日にしか行われないため、慣れない朝ラッシュに揉まれながら八潮から秋葉原へ。
秋葉原で降りて歩くこと15分くらいで講習会場です。
講習が始まると分厚いテキストが配られて、講師の人の話を聞きながらテキストの内容を学んでいきます。
途中退席や居眠りなどが認められると講習修了証を受け取れませんが、理解度を確認するテストなどは無いので眠気をこらえて話を聞いてさえいれば誰でも講習を終えることが出来ます。
上位資格
第一種電気工事士