携帯歴13年、その間のブランク約9年、と携帯を使いこなせない人種であるオイラが今回入手したN-06Aのお話。
ちなみに歴代の所有機種を挙げると
D101Hyper → D201Hyper → TT01 → A5406CA → A5528K(プリペイド) →SO906i → N-06A
となります。
さて、DoCoMoの2009年夏モデルの中でも群を抜いて不人気らしいこの機種。厚みのあるデザインやN-01Aから継承したT-STYLEという独特かつ特異な機構に加え、発売直後にブラウザに致命的な不具合が見つかって販売中止になったということも不人気の要因なのかもしれません。
ですがN-06Aというこの機種、同時期に発売された他の機種にはない唯一無二の機能を備えています。オイラがこの機種を購入したのもその機能がどうしても欲しかったから。
その機能とは、wi-fi + ホームU対応。
wi-fiというのはiPhoneや携帯ゲーム機なんかによってよく知られていると思います。要するに無線LANですな。wi-fiに対応した携帯端末は無線LANに繋ぐことでパケットを使わずに通信が可能になります。
自宅内で無線LAN環境が整っていれば、パソコンを無線でつなげるのと同じように携帯を無線に繋いで利用できますし、屋外にある有料・無料の公衆無線LANに繋ぐこともできる。パケットを使用しませんから通信による料金も掛かりません。(有料の公衆無線LANでは利用料が必要ですが)
このようにモバイル端末を既存のインターネット回線に無線LANで繋ぐという利用法はかなり普及しているようで、ネットブックはもちろん先に挙げたiPhoneなどのスマートフォンや、PSP・ニンテンドーDSなどの携帯ゲーム機、更にiPod touchなどのマルチメディアプレーヤーにもwi-fiが搭載されています。
ところがDoCoMoの携帯電話で無線LAN機能がついている機種はまだ限られていまして、N-06Aの他にはBlackBerry・HT-03A・T-01AといったPROシリーズのスマートフォンと、N-06Aの後継機種であるN-02B、N-06Aの先々代の機種であるN906iLだけなんですな。
発売予定の機種で無線LAN接続ができるのもXperiaとSC-01Bのスマートフォンだけらしい。
auでも無線LAN対応のモデルは少ないですし(現行1機種、今春発売予定が1機種)、携帯端末の無線LAN接続はまだまだ一般には認知されていないんでしょうか。
ソフトバンクは無線LANにチカラ入れているみたい(社長自ら宣言してる)ですが、あの会社は嫌いなのでオイラはよく知らん。
いや、ちょっと待て。つい先日の記事でHT-03Aに触れていたじゃないか。あれも新規0円だったはず。無線LANで選ぶなら不人気のN-06AよりもHT-03Aじゃないのか?
といった声も聞こえてきそうですが、HT-03AじゃなくてA-06Aを選んだもっと大きな要因が他にあるんです。ホームUね。
パケットを使用せずにネットに繋げる無線LAN搭載の携帯端末。
パケット代がかからないってのはとても魅力的なんですが、無線LANでネットに繋いだ場合はその回線のISPによって接続するわけですから、公式サイトを閲覧したりiモードメールを送信したりはできません。フルブラウザを使ってPCと同じ感覚でブラウジングをするわけです。N-06Aの場合だとwi-fiでネットに接続するだけならiモード契約も要りませんし、FOMAカードすら不要です。端末さえあればDoCoMoと契約しなくてもフルブラウザでネットを見ることができちゃう。(もちろんそれだと通話もできませんが)
しかしiモードは使えない。
普段携帯をどのように使っているかなんてのは人それぞれでして、オイラの場合だと通話は全くと言っていいほどしないんですな。携帯電話で電話を架けずにじゃぁナニをするんだ?というと、iモードなわけですよ。
自分で管理している携帯サイトのデザインを確認したり、配信しているオリジナルのコンテンツの動作確認をしています。それにはフルブラウザじゃダメなんですな。DoCoMoであればiモードブラウザ、auであればUP.Browser といった携帯サイトを見るためのブラウザで確認しないと意味がない。なぜならサイトに訪問する人の大半がそういう環境なので、オイラも同じ環境で確認しないと意味がない。
なので、パケット無料と言ってもフルブラウザしか使えない無線LAN接続ではオイラの用途には不十分なんです。
そこで本題のホームU。
ホームUとはDoCoMoが提供しているiモードのオプションサービスでして、このサービスを利用すると無線LAN接続でありながらFOMAのインターネット網でネットに接続できるようになるわけです。
サービスの主な特徴として、iモード・iモードメール・フルブラウザでの接続が全て無料になり、050で始まるIP電話番号が付与される。要するにホームUを利用すれば通話料以外の通信費が課金されなくなるわけです。(月額の基本料などは除く)
ホームuはiモードで頻繁にサイトにアクセスしてファイルをダウンロードするオイラのような人間にはうってつけなサービスな訳ですよ。
そして、現在入手できるホームU対応の機種のうちの1つがN-06Aってなわけです。(他はN-02BとN906iL)
ってことでN-06Aの入手と同時にホームUも契約しました。
不人気だろうと電池の持ちが悪かろうと、そんなことはどうでもいいんです。ホームU基本料の490円を払えば最大で月額4410円だったパケット代がゼロになるんですから。
さらにオイラは通話をしないのでタイプSSバリュー(980円)からタイプシンプルバリュー(780円)にコース変更すれば200円の節約に。更にタイプシンプルバリューにするとパケーホーダイもダブルからシンプルになってメール使いホーダイプランになる。するとホームU接続できない屋外からでもメールは全部無料になる、と。
先月まで(1回線契約)
- タイプバリューSS (ひとりでも割適用) 980円
- パケホーダイダブル 390円 ~ 4410円(去年平均2200円)
- その他(iモード・ケータイ補償 お届けサービス など)
今月から(2回線契約)
サブの回線は通話のみとして両親に持たせる主回線
- タイプシンプルバリュー(ファミ割MAX50適用) 780円
- パケホーダイシンプル 0円 ~ 4410円(今年平均0円予想)
- ホームU基本料 490円
- その他(iモード・ケータイ補償 お届けサービス など)
副回線
- タイプSSバリュー(ファミ割MAX50適用) 980円
ファミ割MAXなのでメイン回線とサブ回線間の通話は無料ですし、サブ回線の無料通話1000円分が余ったらメイン回線と共有。
机上の計算ですが、このとおりにいけば1回線追加しても毎月の支払いは去年より1000円前後節約できることになるわけですな。
所有している物品で己のステイタスを誇示する行為の馬鹿らしさはバブルの頃にさんざん思い知りましたから、いくら話題性があって人気があっても自分には必要のない機能ばかりが売り文句のiPhoneとかXperiaとかは要らんのですよ。
大切なのは金だよ、金。
あれ?何よりも金が大事って考えもバブルの頃に横行していたような・・・。
まぁ当時からオイラは金には縁がなかったからねぇ。
その2に続きます。数日後に、たぶん。