2008/09/29 VS変更簡易まとめを追記
http://blackbird.stylefree.info/2008/09/29/visualstyle2/
また雪ですなぁ。
前日から降ると分かっていながら遅れや運休が相次ぐ交通機関は何とかして欲しいもんだぁね。まぁ年に数回あるかないかの降雪に予算をかけられないってのは分かるけど。
NIKEのサイトを見たらREDSの新ユニの壁紙が配付されていたので落としてきました。黒を基調としたカッコいいもので気に入った。だけどVSがこれに合わないので久しぶりに変更することに。
VS=Visual Style=視覚スタイルを変更した結末なんかはこの雑記でも度々取り上げてきたんですが、その方法を書いたことは一度もありませんでした。色々と面倒な部分もあるし、オイラが施す手法だと危険も伴うのがその理由だったのですが・・・、そろそろいいかなってことで今回書きます。
Windows XPでは視覚スタイルの変更が大きな特徴となっています。それまでのOSだとシンプルだけど味気ないクラシックスタイルだけだったのに対して、XPではLunaと名付けられた青いVisualStyleが使われていますよね。デスクトップのプロパティを開くと青だけじゃなくてシルバーとオリーブに色を変えることも出来る。
ですがこれを「変更」と呼ぶには些か大袈裟すぎる、変更が特徴であるのに実際に変更できるのは配色だけなんですな。
実はWindoesXPではもっと柔軟な変更が可能になっています。が標準ではこれが規制されているんです。この規制を解除して、世界中で無数に作製・配付されているVisualStyleの中から好みのモノを見つけて変更する、ってところまでを書きたいと思います。
そのまえにお約束ですがお約束を。
Windowsのシステムを書き換えることになります、失敗すると最悪の場合OSの再インストールとなります。ナニがあっても自己責任ということでどうぞ。
今回の方法はWindows XP SP2 での手順です。SP2未適用のOSやVistaでは利用できません。利用できないばかりか手順を実行することで重大なトラブルが確実に発生します。ご注意を。
お約束をお読みいただけたら続きへ
まぁ落ち着いてやれば失敗することはないのでお気軽に。でも大事なファイルはバックアップしておくといいかも。
手順を淡々と書いていけばいいんでしょうが、VisualStyleを変える作業はオイラにとってとてもワクワクする作業なんですな。なのでこのワクワク感を増大させるために必要な準備を済ませてから作業に取りかかることとします。
事前準備
フォルダオプションを開いて「全てのファイルとフォルダを表示する」にチェックを入れ、「登録されている拡張子は表示しない」と「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外します。
1.まずは変更したいVisualStyleを探してファイルを用意します。
VisualStyleを配付しているサイトは沢山ありまして、それこそ選びきれないほどの数が出回っています。最初からベストなモノを探し出すことは難しいですし、一度変更方法を覚えてしまえば後から何回でも変えられますので最初はあまり悩まずに直感で決めちゃってもいいと思います。
今回の記事ではオイラがいつも利用しているdeviantARTから適当に選んでみます。
deviantART
クリックするとVisualStyleのカテゴリに飛びます。
Time Range で “All Time”を選ぶと人気のある順(だと思う)にサムネイルが表示されますので表示させます。
ココで表示されてるモノの中から好みのモノを選びます。ページ下部に「Next Page」というリンクがありますので、これでページを送ります。全部見ようとすると膨大な時間が必要となりますが、時間が許す限り選んでくだされ。
気に入ったモノのサムネイルをクリックすると詳細ページに飛びます。
注意としてサムネイル画像ではVisualStyleを含めたトータル的な構成が表示されています。ランチャーや壁紙などはVisualStyleに含まれませんので(一部添付されることもありますが)、タスクバーの色やデザイン、スタートメニューやウィンドウの配色やデザインといったVisualStyleで変更される要素だけを重視して選んでくだされ。じゃないと変更した後に「さっき見たのと違う!」なんて不満が出ます^^;
オイラは壁紙に合わせてIllumeCG 2008V1 をチョイスしました。
好みのVisualStyleが決まったら左側にある「Download」のリンクをクリックしてダウンロードします。ファイルをダウンロードするときは拡張子が .rar や.zip .tar.gz など圧縮ファイルで有ることを確認してください。.exeといった実行ファイルの場合はダウンロードしないように(理由は後述)
ダウンロードしたら解凍します。一部の解凍ソフトでは.rarなどに対応していません、その場合は対応しているソフトをインストールしてください。
解凍できたら中身を確認します。「.msstyle」という拡張子のファイルが入っているかを確認してください。入っていればOK。入っていなければ残念ながら今回の方法ではそのVisualStyleは使えません、他のVisualStyleを選び直してください。
deviantARTに限らずVisualStyleを配付しているサイトでは壁紙やアイコン・その他のカスタマイズツールのスキンなども配付しています。ダウンロードする前にそのファイルがWindowsXP用のVisualStyleかを確認してください。
VisualStyleは自分で作ることも可能なんです。deviantARTで配付されているVisualStyleは世界中の人々が自作したVisualStyleであり、配付されているモノの中にはその材料だけを添付したモノもあります。今回の手順では自作の方法まで記述しませんので材料だけ手に入れても意味がありません。なので完成品である拡張子「.msstyle」が同梱されているかを確認する必要があるってわけです。
2.次にVisualStyleの規制を解除します。
Windows XPではVisualStyleの変更が特徴であるにもかかわらず標準では規制されていると書きました。この規制する役目を担っているファイルを書き換えて規制を解除してやることで任意のデザインに変更が可能となります。
規制をしているのは「uxtheme.dll」というファイル、こいつを書き換えます。というか書き換えたファイルに変更してやります。
uxtheme.dllを書き換える方法はいくつかありまして、無料の方法から有料の方法まで様々です。有料の方法だと安全なんでしょうが貧乏なオイラがそんなことに金を使うわけもなく、昔から無料で出来る一番手軽な方法を使っています。
まずPatchXPというツールをダウンロードしま・・・しょ・・・う・・・。っていつの間にか配付サイトが消滅してるよ、おい。
探しまくったけれど見つからないのでオイラがコッソリ再配布します。
再配布終了しますた。
何故かって、コッソリ配付するつもりだったのにGoogleが優秀な所為で人がわんさかやって来やがる。コッソリとはいかんねぇ。
オイラは使ったこと無いけど(無責任)Uxtheme Multi-patcherでも同じ事ができるらしいので、Uxtheme Multi-patcherを使ってくだされ。
Uxtheme Multi-patcher ダウンロードページ
http://cowscorpion.com/dl/UxthemeMulti-patcher.html
uxtheme.dll パッチ当て(ハッキング)の方法 – デスクトップカスタマイズ : Desktopcustomize.com http://www.desktopcustomize.com/modules/windows0/rewrite/tc_29.html
クドいようですがWindowsXP SP2用です。それ以外のOSで使ってトラブってもオイラの知ったこっちゃ有りません。(もちろんSP2で使って失敗してもオイラは責任とりませんが)ダウンロードしたら解凍してください。
元の作者さんのが添付した説明書きもそのまま残してあります、読んでくだされ。このツールで「uxtheme.dll」を書き換えるのですが、Windowsが起動中は「uxtheme.dll」が既に読み込まれているために書き換えられません。そこで「uxtheme.dll」を読み込まない方法で起動する必要が出てきます。セーフモードです。
セーフモードでの起動の仕方はお使いのPCの説明書を読んでください。BIOS画面でF8キーを押すことで起動オプションが開くのが一般的です。
BIOS画面から開けない場合はブートオプションでセーフモードを指定して再起動する方法が使えます。セーフモードで起動したら自分のアカウントでログインします。
先ほど用意したPatchXP.exeを実行すると自動的に「uxtheme.dll」が書き換えられます。書き換えられたら再起動して通常モードでログインしてください。
3.VisualStyleを適用する
「uxtheme.dll」を書き換えても特に変化は認められないと思います。ですが規制は解除されていますのでVisualStyleを変更する準備は整いました。早速変更してみます。
deviantARTからダウンロードしたVisualStyleをフォルダごと用意してください。用意できたら
C:\WINDOWS\Resources\Themes
を開いてください。(C はPCによって違う場合アリ)
分からない人はマイコンピュータを開いてOSがインストールされているドライブを開いてください。するとWINDOWSというフォルダがあるはずです。WINDOWSフォルダを開くとResourcesというフォルダがあるはずです、無いはずはありません必ずあります。Resourcesフォルダを開くとThemesというフォルダがあるはずです、このThemesというフォルダを開きます。
Themesフォルダの中には既にいくつかのファイルorフォルダが入っていると思います、ここに先ほど用意した使いたいVisualStyleのフォルダを移動してください。
VisualStyleのフォルダ名が「○○○○」と仮定すると
C:\WINDOWS\Resources\Themes\○○○○
というファイル構成になります。
移動したらVisualStyleを適用します。
移動したフォルダの中から拡張子が「.msstyle」のファイルを探してください、見つけたらダブルクリック(クリック)します。
するとデスクトップのプロパティ画面が開きますので、適用→OK とクリックします。
http://blackbird.stylefree.info/wordpress/wp-content/uploads/2008/02/fhugtjyjk.jpg
さて、変わりました?問題なければこれで変わっているはずなんですが。
外国の作者が作ったVisualStyleの場合、日本語を表示することを考えていませんからフォントサイズやフォントの種類が日本語に対応していない場合があります。メニューなどで文字化けが認められたりフォントサイズが小さすぎる場合は画面のプロパティから試行錯誤してみてください。
VisualStyleを変えたら壁紙も変えると雰囲気出るよね。壁紙は変更しやすいし色んなところで配付されているから既に好みの配付サイトをお持ちだと思います。
オイラがよく覗くのはPixelgirl というサイトでして、柄にもなくCute&POPな壁紙が好みだったりします。http://www.pixelgirlpresents.com/desktops.php
と長々と書いてたら変更したばかりだというのにまた変えたくなりました。結構楽しいので一度お試し下され。
注意
VisualStyleの配付で有名なThemeXPというサイトがあります。登録されている種類が多くジャンル別に探しやすいこともあって人気のあるサイトなのですが、数年前からスパイウェアを仕込んだファイルがダウンロードされるようになりました。このての怪しいファイルは拡張子 .exeが殆どです。exeファイルは絶対にダウンロードしないでくだされ。ダウンロードしても決して実行しないこと。
ThemeXPはJavaScriptでポップアップする広告が頻繁に開くし、閲覧しているだけでノートン先生が反応したりと危険です。近寄らない方が身のためですのでご注意を。ThemeXPに限らず、VisualStyleの配付サイトは海外サイトが殆どです。海外サイトの中には国内サイトでは見掛けないような仕組みがあったりしますのでくれぐれも注してくだされ。
国内の配付サイトも少ないですが存在します。
LOVE.theme:Archives
http://lovetheme.childtype.net/index.shtmlStyleWEB
http://styleweb.s59.xrea.com/Magro Style
http://www.geocities.jp/magrostyles/
「uxtheme.dll」の書き換えが怖いなって場合は WindowBlindsなるソフトを使う方法もあります。
http://www.stardock.com/products/windowblinds/downloads.asp
本来は有料のソフトなんですが、機能限定の無料版も用意されておりまして、ただ見た目を変えるだけなら無料版で十分使えます。
ですが、「uxtheme.dll」の書き換えがWindowsXP本来の機能を使用するのに対して、WindowBlindsでは新しい機能を追加するカタチとなり、スタートアップにアレコレと追加されたりシステムに負担が掛かったりと、オイラはあまり好きじゃない。
なので細かい説明は出来ません。(実は有料版を購入してたりしますがちょっと使ってすぐ捨てました)