コンビニ徒然

暖かいを通り越して熱いくらいの陽気が続き、寒がりなオイラでも日中はフリースを脱いで過ごせるようになった今日この頃。自販機のドリンクもホットからコールドに変わりつつありますな。

今日も近所の酒屋の前を通りかかると、サントリーの自販機に見慣れた商品が入っているのを発見。地中海ブレンドですわ。甘味料の入った缶コーヒーはあまり得意じゃないんですが、夏場限定で販売される地中海ブレンドに関しては過去にblackbirdでも取り上げたほど気に入っています。
先月頃のニュースリリースで確認したときは4月20過ぎに発売だったと記憶していたんですが、コンビニとは違い酒屋などでは新製品のフライング販売はよくあること。早速一本購入して持ち帰りました。

冷蔵庫で冷やしておいて晩飯の時に飲もうと取りだしたんですが、その段階でちょっと気づいた。缶のデザインが見慣れた物なのよね。
地中海ブレンドは毎年パッケージデザインが微妙に違うんですが、手に持っている缶は昨年と同じ気がする。確か今年もデザインの変更があったはずなのに。
「これは!」と思って缶底を確認してみると、20090410の文字が。

フライング販売なんてとんでもない、去年の売れ残りじゃん!しかも期限切れてるじゃん!

生鮮食品ならお店に怒鳴り込むところなんでしょうが(気弱なオイラはナマモノであっても泣き寝入りですが)、既に生産されていない缶コーヒーの売れ残りに関してはなんだか貴重な物を入手したと満足してしまうのは何故でしょうなぁ。

あ、オイラだけか?

この貴重品は今年の地中海ブレンドを入手してから飲み比べたいと思います。

地中海ブレンドの遷移

2009
http://www.suntory.co.jp/news/2009/10379.html

2008
http://www.suntory.co.jp/news/2008/10063.html

2007
http://www.trend-ch.jp/product/318.htm

2006以前

消費期限といえば近所のコンビニ。

我が家から歩いて1分弱と最短距離に有るコンビニなんですが、この店の消費期限切れ商品の管理が甘い。
オイラの朝飯の多くはコンビの調理パンとか総菜パンなので、ちょうど日付が変わる午前0時くらいに翌朝の朝飯を買いに行くんですよ。
厳密に言えば、消費期限が2009/04/19となっていたら今日の23:59:59で期限切れとなるわけです、オイラが買い物をしている20日の午前0時20分には期限が切れているわけですよ。ところがこの店では普通に売っているんですな、消費期限が2009/04/19の商品を。
パン類だけじゃなくて弁当とかおにぎりなんかも同じ、期限がギリギリ過ぎた頃まで平気で売ってる。

一般の個人商店ならともかく全国チェーンのコンビニでこういうのってどうなのよ?
オイラがコンビニでバイトしていた20年前でも消費期限が切れる数時間前には店頭から下げていたぞ。

オイラ自身が期限が切れた物に対して人一倍ナーバスって理由じゃないんですよ。コンビニでバイトしていた頃やデパ地下で働いていた頃は消費期限切れの商品を持って帰って翌日や翌々日に食べたりしてましたし、消費期限というものが多少の余裕を持って設定されていることも知ってます。けどね、そういうことに対して無神経な店って他の部分でも残念なことばかりなんですよ。

例えばこの店、カップヌードルを切らすんですよ。
コンビニが何故コンビニと呼ばれるか、コンビニエンスってのは「簡単・便利」って意味ですわな。この「便利」ってのは、ただ町中・近所にあるとか24時間営業だからって単純な意味ではないんですよ。コンビニがコンビニエンスであるために最も大事なことは「いつ行っても必要なものが置いてある」ってことなんです。これが出来て初めてコンビニと呼ばれるに相応しいわけですよ。

もちろん、様々な人々が望む全ての物を扱うわけにはいきません。そういうのはスーパーや百貨店の役割なわけですが、コンビニとして常に在庫しておかなきゃいけない物ってのがあるんですよ。それは大まかな商品ジャンルだけではなく、具体的な商品指定の場合も多数有るわけでして、例えばアイスクリームだったらクックキークリームやチョコミントというバラエティは切らしてもいい。だけどバニラだけは絶対に切らしてはいけない。
どんなに豊富な種類のアイスクリームを置いていても、定番であるバニラを切らしてしまったら、その店にアイスクリームを買いに来たお客さんの多くは「品揃えの悪い店」「使えない店」というレッテルを貼るんです。

おにぎりも同じ。最近はいろいろな具を使ったおにぎりが販売されていますが、それらのバラエティは発注を見誤ってもいいんです。だけど鮭や梅といった定番だけは発注ミスが許されない。例え100種類のおにぎりを置いていても、その中に鮭や梅が無ければその店はコンビニとして失格なわけです。

商品には代替が利く物とそうでない物があって、バニラアイスや鮭おにぎり、そしてカップヌードルは代替が利かないわけですよ。人から頼まれたハーゲンダッツのストロベリーが売り切れてた場合、「じゃぁバニラでいいか」となるでしょ?クッキークリームが売り切れてても「じゃバニラでいいか」となるでしょ?だけどバニラを頼まれてて売り切れだったらどうします?ストロベリーや抹茶をバニラの代わりにすんなりと選択できます?
代替の利かない商品がいつ行っても買える。それでこそコンビニなわけです。

そういう意味でウチの近所のコンビニは全くダメ。カップラーメンのド定番であるカップヌードルを平気で切らしたりする。
真冬だってのにおでんが空っぽだったり、真夏だってのにロックアイスが何日も切らしたままだったり。そしてその状態をおかしいとも思わず平気で営業していられる。

我が家に来る人の中には「すぐ近所にコンビニがあって便利だねぇ」と羨ましがる人もいます。オイラもむかし一番近いコンビニまで歩いて40分、しかもそのコンビニが自宅から最も近いお店という環境に住んだことがあるので、近所にコンビニが無い不便さはよく分かります。だけどすぐ近所にある唯一のコンビニが全くやる気のないお店というのもかなり不幸なことだと思うのですよ。

贅沢なんでしょうかね。


2009/04/19 22:26 追記

あまりに身近なネタなんで「もしや?」と思って調べてみたら、1年半前に同じようなネタで文章を書いてるじゃん!
http://blackbird.stylefree.info/2007/10/31/%e6%99%82%e4%ba%8b%e3%83%8d%e3%82%bf/

1年半前なんて長い人生に換算するとついさっきの出来事じゃん。
コントのボケ老人が食後に「メシはまだかいねぇ?」って言ってるのと同じじゃん。

我ながら情けないよ。あぁ、やだやだ。

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