いま知った。
http://www.suntory.co.jp/news/2008/10104.html
昨年のキューカンバーはオイラ的にはイマイチでしたが、青色は過去にペプシブルーにハマったので今年も期待大。
また青いウ○コが出るくらい強烈なものであることを祈ります。
サントリーさん、NaHCO3の復刻もご検討くださいますようお願い申し上げます。
と、ここまで書いて一度公開してしまったんですが、今年最初のドリンクネタなのでもう少し書いてみようかと。
ウチの親父は厳しいと同時に自らの価値観を押しつける人でね。オイラはガキの頃から親父の価値観を強制されて育ってきたのよ。現在のオイラが産経好きの読売嫌い、YAMAHA・TOYOTA好きのHONDA嫌いってのも元はといえば親父の価値観を強制されたことに由縁します。40近くなってもガキの頃に植え付けられた価値観は翻らないんだよ、怖いよねぇ。
んで、この厳しい親父が自分の子供に科していた躾・価値観の中にソフトドリンクも含まれるんですな。
ほら、昔は有害な添加物が規制されていなかったから、コーラを飲むと骨が溶けるとか駄菓子を食うと健康を害すなんて都市伝説が囁かれていたじゃない?ウチの親父は学がないから物事の根拠に基づいた判断ができないので、そういった流言なんかをコロッと信じちまう。なので「ジュースは飲んじゃいかん!」となるのよ。
友達がお小遣いで缶ジュースなんかを飲んでいてもオイラは指をくわえてみているだけ。自分も飲んで親父にバレたら酷い体罰が待っている(未だに傷が残ってるよ)。なのでどんなに喉が渇いていても自分で買って飲むことはできなかった。
そんな厳しい親父が規制を解く時というのがありまして、それが年に一度あるか無いかの家族旅行の時なんですな。
旅行といっても遠出する訳じゃありません。夏休みに関東近県の海辺の町に出かけるだけです。せいぜい一泊か二泊で宿も民宿。移動は各駅停車の普通電車。
家族旅行なんて言葉が恥ずかしいようなシロモノなんですが、それでも小学生の子供にとっては非常に嬉しいわけでして、なによりまとまった小遣いを渡されて自由に買い食いが許される唯一の機会だということが心を躍らせるわけです。
さて、旅行中は自販機で好きな飲物を買って飲めるわけですが、そうなるとコーラだとかファンタだとかありきたりなものを飲むのが勿体ないんですな。コーラやファンタは頻繁ではないものの何かの機会に隠れて口にすることが出来るわけですよ。友達に一口だけ貰うとか、親戚の家に遊びにいったときだとか。
なので旅行中は目新しいものを探すわけです。新発売の商品や地方限定で都内ではお目にかかれない商品。
まぁ、現在と違ってそういった情報量が圧倒的に少ない時代ですし、そもそも流通している商品数が少ないわけですから目新しい商品といっても数は限られますわねぇ。オイラにとっては目新しくても世間一般的にはそうでなかったりもします。
それでも子供ながら二血眼になって探すんですよ、「これ見たこと無いぞ!」ってのを。
思い出してみました。
7UP(セブンアップ)
いまじゃ輸入品が普通に売られていますし、サントリーから国内向けの販売もされていますが、オイラが高校生くらいの頃までは夏場の海の家とか限られた場所でしかお目にかかれなかった。
マウンテンデュー
一時期は姿を消していましたが今じゃ普通に見掛けますな。つか新商品まで投入されてるし、オイラも飲んでます。んでも当時は自販機といえばコカコーラ社ばかりでしたから、他メーカーの商品って中々手に入らんかった。コンビニもなかったしね。
メローイエロー
柑橘系炭酸の先駆けですかなぁ。実際に果汁が入っていたのかまでは知らんけど。
ジェットストリーム
チェッカーズがCMをやってましたな。味までは覚えてないけどメローイエローに似た感じだったはず。
クイッククエンチ
一世を風靡したロッテのレモン味のガム。渇きを癒すという触れ込みで機能性ガムの先駆けだったのかもしれん。
そのドリンク版が確かあったはず。内房線の駅の自販機で買った記憶が確かにある。味は覚えてないけど。
とまぁ、僅かな日程の間に色々と買って飲んでました。テラナツカシス。
時は流れて、10代中盤にはオイラも人並みに反抗期を迎え家を飛び出し、親父の言いなりになる生活から抜け出せしました。
親父も加齢と共に性格が穏やかになり、孫に対しては息子のオイラに対して取った教育とは正反対のユルい態度を見せてガッカリさせてくれています。それでもたまに「オレはこいつは嫌いだ」とテレビを見ながら言い放ち、その度に「嫌いなら嫌いで構わないけど誰が嫌いだなんていちいち言葉に出さないでよ!」と妹に怒鳴られ、「あんたが言葉に出すことで孫にまで価値観を押しつけることになるんだよ!黙ってろジジィ!!」とオイラに怒鳴られ、かつての威厳が嘘のよう。
けれど現在のオイラがソフトドリンクに拘り、特に新商品に対して真っ先に飛びつくといった抜群の反射神経を魅せるのは、過去の抑圧の反動から未だに開放されていない証拠なのかもしれません。そういう意味では親父は未だに絶対的な存在である続けているわけですな。
オイラのケツに残る体罰の傷跡と共に。
厄介なもんです。