初めてのチャレンジの途中経過

こんな報告なんて誰も興味ないでしょうが他に書くこともないので。

当初の予定だとそろそろ禁煙に成功しているはずなんですが、予定は未定とはよく言ったもの。そもそもオイラの人生に於いて予定通りに事が運んだことなんて皆無だから当然といえば当然なんですが。

Marlboro Medium(8mg)からMarlboro Light(6mg)への移行がどうしても上手くいかない。Marlboro Lightだと極端に軽過ぎちゃうのよね。オイラの感覚的にMarlboroLightは1mgと言われても違和感ないくらいに軽い。
そこで6mgのタバコを色々と試したところKENT Super(6mg)が適度な吸い応えで気に入った。しばらくのあいだKENT Superを吸い続け、一週間前に3mgのタバコにステップダウン。現在は KENT Extra(3mg)を吸っております。

多少の予定変更を余儀なくされたものの着々と禁煙の階段を上っているはずではあるのですが、先ほど試しにマイルドセブンの1mgを吸ってみたところ軽すぎて絶えられん。やっぱ湯気だよ、あれは。

タバコを吸わない人からしたら「ダラダラとアホちゃうか?」って思うでしょうが、「タバコなんていつでも止められる」と豪語してたオイラとしてはその自信が虚構となった現在、せめて禁煙パッチとか禁煙ガムなどのグッズに頼らずに禁煙したいと必死なんですわ。

とまぁMarlboro(12mg)からKENT Extra(3mg)まで低タール化に成功してきたわけですが、今でもたまにMarlboroが吸いたくなります。

初めてMarlboroを吸ったのは新潟のスキー場のゲレンデでした。
当時はCAMELを愛煙してたのですが、その頃のCAMELは現在と違って販売機で普通に売っている銘柄ではありませんでした。まぁ現在でもそれほど頻繁に見掛けるタバコではありませんが、現在よりも更に入手場所が限られる銘柄だったんですな。
友人4人とスキーに行ったオイラは到着翌日には手持ちのCAMELを切らしてしまい現地でタバコを買うこととなったのですが、さすがにCAMELは売ってません。そこで仕方なく買ったのがMarlboroでした。他にも沢山の選択肢があったはずなのですが、ちょうど仕事の関係でMarlboroの歴史というか逸話のようなものを読んだばかりだったのでいつにも増して赤いパッケージの誘惑を感じたのかもしれません。
そういえば当時乗っていたバイクもMarlboroカラーのTZRでした。

ゲレンデに腰を下ろして吸った初めてのMarlboroは衝撃的でした。なんとも形容しがたい独特な味と香りが舌と喉に染み渡り、「うっかり気を抜くとクラクラと目眩がするんじゃなかろうか」というくらい強烈でした。「これはいかん」と1本吸っただけで友人に渡してしまい、代わりにラッキーストライクを買って吸うことにしたのですが、1本吸っただけなのにその日1日はなんの匂いを嗅いでもMarlboroの匂いしかしないし、何を喰ってもMarlboroの味しかしない。それくらい衝撃的だったんです。

Marlboroなんて二度と吸うもんか!

その時は本気でそう思っていたのですが、どういうわけか暫く経つともう一度あの衝撃を体験したくなる。
「多くの人がおならの匂いを無意識のうちに嗅いで確認している」って話を聞きますが、臭いものって匂いを嗅ぎたくなる衝動に駆られるでしょ?あれと同じなのかもしれません。いつしかスーツの内ポケットにはCAMELに変わってMarlboroが入るようになりました。
オイラはよく「病み付き」って言葉を軽々しく使いますが、オイラの人生で真に病み付きとなったのはMarlboroだけかもしれません。

時は流れ、禁煙・嫌煙の傾向が進む中でMarlboroにかぎらずタバコ全体が低タール化してしまいました。現在のMarlboroには当時の強烈な味と香りは存在しません。パッケージから出して匂いを嗅いでみると僅かにMarlboroの香りが残るだけです。それも火を付けると消えてしまいます。恐らく香料で匂いを付けているのでしょう。

オイラはタバコが好きだったわけではなくMarlboroが好きだったのかもしれません。ですが病み付きとなったMarlboroはもう存在しないのですから、やはりここらが禁煙の潮時なのかもしれません。
禁煙に成功する前にもう一度だけ、昔の17mgのMarlboroを吸いたいなぁ。

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