駅ビル内の本屋に行こうとエスカレータに乗っていると、隣に若い女性が立った。
人の顔を直視できるような性格ではないので、特に見ず知らずの女性の顔なんて絶対に直視できやしないので定かではないんですが、歳は20代で身長はオイラより少し低いはず。
なのに腰の位置がオイラとは全く違う。オイラのヘソの辺りに彼女の腰があるのよね。
野菜などの繊維物を摂取してきた日本人は、肉食中心の欧米人と比べて腸が長く、その長い腸を収めるために胴も長い。
なんてのは既に過去の話なんでしょか。最近の若い人はオイラの世代とは別の人種がないか?というくらい足が長い。
食習慣の変化なんでしょかね?でもオイラも野菜嫌いで生野菜なんて絶対に食べないのに胴長短足だし。
まぁどういう理由か知らんけど本当に最近の若い人は足が長いしスタイルもいい。
本屋を出て繁華街をブラブラしていると、ファッションビルの入口付近で誰かを待っている風に立っている女性が目に入った。
汗ばむような陽気でしたから町行く人はみな薄着姿でしたが、その女性もタンクトップにホットパンツという真夏のような格好でした。
はぁ、気が早い人もいるんだねぇ、と思いながら更に歩いていると、少し先で同じような格好をしている女性がまた1人。
ところが今度は若い白人の女性だったのよね。この白人の女性とさっきの女性、タンクトップに短いパンツと同じような格好で、スラッと伸びた細い足も同じくらいの長さ。年格好がよく似てるという表現でしょうか。
ところが白人女性と比べちゃうとさっきの女性が酷く不格好に見えるのが不思議。白人女性は普段着そのままといった感じに見えるのに対して、先ほどの女性は「精一杯頑張ってます、無理してます」とのオーラに包まれてる。
いやほんとのところは分からんよ、実際は白人女性の方が必死に頑張っていて、さっきの女性はいつもそんな格好してるのかもしれん。でもオイラの目には前述したように見えた。
どんなにスタイルがよくなっても顔を見ちゃえば日本人。
どんなに着飾っても日本人に似合う格好と似合わない格好ってのがあるんですなぁ。
ということで、数日前から目を付けていたSALE品のアウトドアブルゾンを諦めました。
薄くて軽くて格好良くて、これがあれば春~初秋まで着るものには困らないなぁ、と買う気満々だったのですが、どうせオイラにゃ似合わない。
マルイの前に立っていたオネイサンありがとう。その先のビルの前に立っていた白人のオネイサンありがとう。
おかげで無駄遣いをせずに済みました。