卒業シーズンということで、今年も例年のように卒業に関する歌のランキングなんぞをあちこちで見かけますな。
こういうランキングをすると常に上位に入るのがユーミンの卒業写真なんですが、オイラ的には卒業写真よりも最後の春休みの方が好きだったりします。
http://www.youtube.com/watch?v=NZr5T0JKGAU
と書き始めたものの、特に卒業に関する思い出なんか無いんですよ。センチメンタルになった記憶もないし、第二ボタンをせがまれた記憶もないし。ましてや最愛の人と離ればなれなんてことも一切無かったし。
ただ中学生の頃に最後の春休みを聞いてたなぁ、と。そのことを思い出したから書き始めて、以上で書き終わるわけです。
そういえば上気したリンク先の関連動画で挙げられている5㎝の向こう岸という曲。この曲も純粋だった中学生の頃に聴いて「なんて残酷なこと歌っているんだろう」と憤慨した記憶があります。
ユーミンの曲は散々聞いてきましたが、彼女の作る曲に対して抱く感情は都会的で洒落た物語に対する憧れと、そういういった事象に縁がないであろう己の人生と対比しての妬みや僻みばかりで、本当なら聞きたくない嫌いなアーチストとなるべきなんでしょうが何故か新譜が出ると買ってしまう。
時に双璧とされたり、またあるときには対極ともされる中島みゆき。そういえば20代の初めの頃は横恋慕(これも中学生の頃聞いていた)を上手に歌える女性がいたらその場でプロポーズしても良いと、本気でガキのようなことを考えていました。
彼女の曲に対して抱く親しみと恨みや辛みといった感情を思うと、オイラの人生には中島みゆきの方が合ってるようなんですが、妬みや僻みも恨みや辛みも全てオイラの生きてきた原動力ですからユーミンも必要なんでしょうなぁ。
追記前まで書き終えたところで、コンビニでパラパラとめくった女性誌に「春は新しい恋の季節」なんて書いてあったの思い出したから、「よぉし、オイラも恋の話を書いちゃうぞ」と勇んで書き続けたものの、結局はいつもの過去日記で現在進行形の話はおろか過去の浮かれた話の一つも書けやしない。これはやはり今年もまたオイラには春は巡ってこないということか。
とりあえず冬の間伸ばし放題だった無精ヒゲを剃ってこよう。