昨年の春に貧乏で書いた「さくらでMTをSQliteを使ってインストールするときの覚え書き」という記事がありまして、書いた直後は結構な人がやってきては閲覧されていきました。まだまだ不備のある内容だとは思いますが、それでも多少なりとも役に立てたのであればいいなぁと思っていました。
時は流れて・・・、現在はMovableType4が主流の時代となりました。先の記事はMovableType3での覚え書きですから既に役立たずとなっています。
ですがオイラはずっとMovableType3.5を使い続けていましたので、MovableType4は弄ったことがないんですな。なのでMovableType4での覚え書きも書くことはなかった。
MovableType・・・、タイプするのが面倒なので以後はMTと書きます。
んで今日になってやっとMT4のオープンソース版であるMTOSを弄ることが出来たので、インストールで引っ掛かりそうな部分を覚え書きにして残しておこうと思ったのね。でも止めました。
なんで止めたかっつーと、「mtos インストール」でググってみたのさ。MT4は初めてだから知りたいこともあったしね。
すると、いくつかの良記事に混じってウンコみたいな記事が引っ掛かるのよ。「MTOSのインストール~」なんてタイトルのくせに中身を読むと無料レポートやメルマガへの誘導記事なのね。
もうね、ふざけんなと。
オイラの欠点である甘ったるい正義感に火が点いてしまったのさ。
そこで、そんなクソみたいなレポートやメルマガに登録しなくても、誰もが自由に閲覧できるようなインストールの覚え書きを残そうと思ったのよ。ココでじゃなくて他にサイトを作ってさ。
そこで色んなサーバーにMTOSをインストールしては動作の確認なんかをしてたんですが・・・・。
その課程を記述していく手間や時間を想像したら途中で面倒臭くなりました。
なので止めた。
熱した直後に冷めてしまうのもオイラの欠点なので仕方がない。
どうにかならんもんかねぇ、この性格。
とは言っても、文中に「MTOSのインストール」なんて事を書いてしまった以上、その単語で検索するとこの記事が引っ掛かるなんてことも十分に予測されるわけでして、なのに「実は書いてません」ってんじゃ他のウンコと同じになってしまいます。
と、いま気が付いた。
それは嫌だ。
ということで引っかかりそうなとこだけ書き残します。
MT or MTOS を初めて使う方(MT3も未経験な方)へ
記事の投稿やカテゴリの設定・テンプレートのカスタマイズなど、MT3までは無料ブログを使ったことが有ればある程度の運用をしていくことが出来るくらいの難易度でしたが、MT4になってかなり変わりました。MT3に散々触ってきたオイラでも戸惑う部分が多いです。ブログの域を脱してCMSに近づいた感じでしょうか。
それだけ機能が豊富になり自由度が増したということなんでしょうが、慣れるまでは大変だと思います。
そこでMT4やMTOSを使ってみようという初心者の方は、ドメインを取ったり有料サーバーを借りる前に様子見をすることをオススメします。
無料のサーバーでもMT4やMTOSが動かせるサーバーがありますので、まずはそこにインストールしてみて動作を確認したり管理画面を弄ってみたり。
ドメインを取って本格的に運用するのはそれからでも遅くはないんじゃないかと思うんです。
以下に無料で使えるサーバーを記しておきます。
無料なのでサーバーが用意した広告が自動的に入ります。
MT4・MTOSが動く無料サーバー
実際にオイラがインストールして動作を確認できたサーバーです
land to
http://land.to/容量は100Mですが試しに運用するには十分なはずです。
MySQL 及び PostgreSQLが使えます。
公表はされていませんがSQLiteも使えますので、お試しでインストールならSQLiteが便利です(インストールして確認しました)
無料なので仕方がありませんが動作は結構重いです(特に夜間)注)sendmail が使えないのでコメントやTBを知らせるメールの受信が出来ません
land to にインストールしたMTOS
http://blackbird.dw.land.to/ユーザー名・パスワード共に “guest” でログインできます。
セキュリティの都合上、記事の投稿権限しかありません。
302 Found
現時点ではココだけでした
他に検証できたとこが増えたら追記します。
さくらでMT4・MTOSをPHP化するときの覚え書き
MT4・MTOSではテンプレートの構成にincludeという概念が装備されました。なのでMT3と比べてPHP化のメリットが薄れてはいます。
が、PHP化済みの既存のMT3からのアップグレードや他のPHPスクリプトとの連携などを考えるとまだまだPHP化の需要もあるのかもしれません。実際にオイラもPHP化を前提にインストールしましたし。
ってことで、PHPに癖のある「さくらのレンタルサーバー」でMT4・MTOSをPHP化するときの覚え書きです。
MT3まではインストール前にmt-config.cgiを編集することでPHP化の準備をしていましたが、MT4・MTOSではインストールウィザードが完了するとシステムが自動的にmt-config.cgiを吐き出すようになっています。
インストール後に自動的に吐き出されたmt-config.cgiを編集しちまえばいいのかもしれませんが、MT3までとは書式が違うのでよくわからん。
んじゃどこで設定すればいいのさ?というと・・・。
lib\MT\ とディレクトリを開いていくと、Core.pm というファイルが見つかります。パスは lib\MT\Core.pm となりますな。
このCore.pmをエディタで開いて308行目~313行目を探してください。ココを書き換えることでPHPを出力した際のファイルとディレクトリのパーミッションを変更できるようになります。
変更前
‘DBUmask’ => { default => ‘0111’, },
‘HTMLUmask’ => { default => ‘0111’, },
‘UploadUmask’ => { default => ‘0111’, },
‘DirUmask’ => { default => ‘0000’, },
‘HTMLPerms’ => { default => ‘0666’, },
‘UploadPerms’ => { default => ‘0666’, },
変更後
‘DBUmask’ => { default => ‘0022’, },
‘HTMLUmask’ => { default => ‘0022’, },
‘UploadUmask’ => { default => ‘0022’, },
‘DirUmask’ => { default => ‘0022’, },
‘HTMLPerms’ => { default => ‘0705’, },
‘UploadPerms’ => { default => ‘0705’, },
あとは管理画面でアーカイブの出力する拡張子をphpに変更して、テンプレートの拡張子も同様にphpと変更すればok・・・なはず。
なんですが、オイラもインストールしただけでまだ実際に運用していないので責任は持てんです^^;
とりあえずさくらにPHP化してインストールしてみたMTOS
(個別ページも拡張子がphpで出力されているのが確認できます)
http://blackbird.sakura.ne.jp/movabletype/index.php
ということで現時点での覚え書きでした。
ここまで書けるならインストールの手順も書けるような気がしてきた。
時間があったらチャレンジしてみます。