
フォトマスター検定とは
主催団体
公益財団法人 国際文化カレッジ[フォトマスター検定事務局]
公式サイト
資格の概要
通称「フォト検」、フォトマスター検定は、写真やカメラの知識を確認しながら、写真力UPを目指すことのできる検定試験です。
試験は3級~1級まで難易度別に用意され、合格ラインは約7割。写真を始めたばかりの方はもちろんのこと、カメラメーカーや家量販店の販売員として働く方々まで、受験者層は年々幅が広がっており、毎年多くの写真愛好家が受験しています。
この「フォト検」を利用して、カメラや写真の知識をマスターし、その知識を土台として偶然に頼らない、撮りたい写真が撮れる力を身につけ、写真ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
受験資格
ナシ
受験方法
年1回、毎年11月
全国試験会場での筆記試験
受験料
3級 : 4,500円
2級 : 5,700円
準1級 : 6,800円
1級 : 7,600円
こんな人にお勧め
- 写真撮影を趣味としている人
- 写真撮影を職業としたい人
資格受験記録
受験のきっかけ
長年にわたって植物の写真撮影を続けてきましたが、資格を取ることで知識の再構築とレベルアップが出来るのでないかと期待しました。
結果的にレベルは上がりませんでしたが知識は再確認できたのでよしとしてます。
勉強時間・勉強方法
約3日間
毎年のように試験対策テキストが発行されていますので、メルカリで過去年度のテキストを購入して読みました。
難易度(個人的体感)
元々写真撮影の知識・経験があったためそれほど難しくは感じませんでした。
実用性(個人的感想)
3級受験前の私は「いずれ1級まで取りたいな」と思っていたのですが、資格を取ったからといって良い写真が撮れるわけではないことに気がついてしまいました。
良い写真を撮るために必要なウデ、経験、機材、運、これらは資格の勉強では得られませんし。
受験してみた感想
試験が年に1度しか開催されない、というのが最も高いハードルでした。試験日が11月なのに対して申し込み期間が8月~9月中頃と早めに締め切られます。この期間中に申し込むのを忘れると翌年の試験まで1年間待たなければいけません。
しかもCBT試験ではなく各地の試験会場での一斉開催です。私の場合は試験会場が浦和だったので朝7時台に家を出発し電車を乗り継いでの受験でした。
試験で問われる内容は写真撮影全般なので結構幅広いです。
普段からマニュアル撮影をしている人であれば、絞りやシャッター速度・ISO感度といった露出設定の問題や、焦点距離と被写界深度の関係といった問題はクリアできると思いますが、コンデジやスマホでオート撮影がメインだと試験対策の勉強時間は多めに取らないとならないかもしれません。
また、デジタルが一般的となった現代でもフィルムの知識が問われたりもしますので予習が必要です。
他に、CMOSとCCDの特徴・比較や、一眼とミラーレスの特徴・比較といった機械的な部分も問われますので、自分が使っている機材以外のことも頭に入れておかないといけません。
試験対策
テキストが数社から発行されています。テキストには過去問題も掲載されているので、これを複数年度分予習しておけば合格できるくらいの難易度だと思います。最新版は品薄なのでメルカリなどで過去年度のもの安く買ってもいいかもしれません。
上位の資格
3級の上には2級, 準1級, 1級, Ex といった上位の級があります。
写真館でカメラマンとして働きたいなど、就職に有利になることもあるようですのでその道を目指す方は上位級の取得もお薦めです。