ウチにはもう一台のPCがあることを忘れてた。
そしてこのPCの方がはるかに熱に弱く、毎年盛夏には使い物にならなくなるんです。
ってことで、2003年式のFMV CE50E7をお掃除した(けど失敗した)備忘録です。
違う型番や他社ののモデルでも、ネジの本数や位置が違ったりするだけで共通する部分があると思います。
が、この記事を鵜呑みにしてPCがぶっ壊れてもオイラは一切の責任をとらんので悪しからず。
なお、写真がぶれてたりボケてたり、時にもの凄く鮮明だったりするのは気のせいです。
これがCE50E7です。一体型が流行る前まで主流だったカタチの普通のパソコン。
http://www.ari-web.com/shop/pc/fujitsu/deskpower-ce50e7.htm
メモリだけ768Mに増設してPCI接続のLANカードを載せていますが、他は全くのノーマルのまま。
まずは配線を全て引っこ抜いてケース横のカバーを開けます。
ひっくり返してスタンドを固定している2本のネジを外します。指でも回せる場合が多いです。
カバーを固定しているネジを外します。このモデルの場合赤丸で囲んだ三箇所。
ネジが外れたらカバーを前面方向にスライドしてから上に持ち上げて外します。結構固くハマっている場合が多いので力ずくで。
カバーが取れますた。こんな窮屈な空間に収めちゃうんだから凄いよね。
続いてDVDドライブを外します。必要なければ外さなくてもOKだけど、今回はホコリが凄いので外しました。
ネジを外すと前後方向に移動できるようになるので、後ろに手が入るまで動かしたら配線を外します。
配線はIDEケーブルと(横幅のあるヤツ)と電源(ピンが4本)の2種類。(最近の機種だと違うタイプのケーブルですが2種類に変わりはないはず)
この時にどのケーブルが刺さっていたか記憶しておくと組み立てるときに迷わないで済むかもしれません。
ちなみにこの機種だとケーブルにプリントしてあってとても親切(ODDが光学ドライブ。もうひとつはハードディスクドライブ(HDD))
ってことでHDDも外しました。
HDDはマウントに固定された状態でネジ一本で止まってました。
このネジを外して矢印の方向に移動します。
HDDは衝撃に弱いので、この鉤みたいなので引っかけてガチガチに固定してるんですな。
取り外したDVDドライブとHDD。
ケース内も掃除しやすくなりました(右側に残ってるのは電源)
顕わになったホコリの山。
月に数時間しか使わないのに一年間で溜まりまくり。
掃除機で吸い取りまくります。
ホコリが取れたらバラしたのとは逆の順番で組み上げていきます。
ここで止めときゃよかったんですが、止められない止まらないほどのホコリを目の当たりにしてしまったので、つい。
まず目に付いたのはCPUクーラー。
この機種のCPUはAMDR Athlon XP 2600+ です。Socket A ですな。
んでこの機種に付いているのがこのCPUクーラー。
6cm角のファンがチョンと乗っているだけでなんとも頼りないです。
右側のLGA775(Core2DuoなどIntelの最新)のリテールクーラーと比べると頼りなさが際だつこと。
CPUとクーラーの接地面はこれだけ。
コレで本当に冷えるのか?つか冷えないから夏場に落ちまくるんだろうね。
ってことで、CPUクーラーも掃除して、先日買ったシルバーグリスを塗って取り付けました。
だけどこのままだと「ただ掃除しただけ」なので、クーラーに付いていた6cm角のファンを取っ払ってヒートシンクをむき出しに。
そしてケースカバー横に空いている外気の取り込み口に9cm角のファンを無理矢理取り付けてみることに。
この取り込み口はCPUクーラーの真上に位置するので、大きなファンを取り付ければ直接クーラーに当たると考えた。
ファンの大きさはこれだけ違う。なので風量もかなり違うはず。
ネジ穴を空ける道具が見当たらないのでタイラップで固定しました。手作り感漂う逸品です。
空気の吸入量だけ増やしてもバランスが崩れるだけなので、排気量も増やしたかったのですがファンを取り付けるスペースがない。
現状で排気を担っているのは電源のファンだけなので、せめて電源も取り外して掃除することに。
さすがに電源本体をバラす知識も勇気もないので隙間からストローアタッチメントを差し込んでの掃除です。
実は電源内部が最もホコリが溜まってた場所みたい。
唯一の排気口なのでケース内のホコリは電源を目指して移動するわけですから当然といえば当然か。
電源内部を掃除するのは購入してから今回が初めてです^^;
無事に掃除も終わって元通りに組み直しました。
さて、掃除前より冷えるかどうか?それはオイラにも分かりません。なんせこの機種ではCPU温度を確認する手段がないんですな。あるとしたら温度計を買ってきて測定するくらい。
なので掃除の効果を体感するには真夏の日中に起動して熱暴走を起こすかどうかで判断するより他ありません。
な~んて思ってたら・・・・、起動してウィルスチェックしてたらいきなり落ちたよorz
再び起動しようにもブート画面でまた落ちる・・・。この繰り返し。
ケースカバーを開けてCPUクーラーを触ると火傷するほど熱い、つか火傷した><
せっかく9cmのファンを付けてもヒートシンクから一定以上離しちゃうと駄目なんだねぇ、勉強になりました。
これから風量の多い6cm角のファンを捜しにケーズデンキに行ってきます。
Socket A 用のCPUクーラーもまだ売ってるけど、この狭いスペースに収まるかな?収まるようならもっと冷えるCPUクーラーに変えちゃうんだけど。
あぁ、こうやって失敗するのが楽しくで仕方がないのよね。マゾなのかしらね、オイラ。