三国志に於ける世代間格差

今日から正式にサービス開始となる三国志オンラインを遊んでみた。
http://www.gamecity.ne.jp/sol/

いや実際には遊んでないのか?ログインして暫くしたらメンテが入ってしまったので、ちょっとウロウロしただけなんですな、実際には。
まぁいいや、ログインした事実に変わりはないし、遊んだって事にしちまえ。

本来は月額課金制で、1ヶ月1500円(税抜き)のプレイ料金が必要なんですが、レベル20までは体験版として無料で遊べるんだとさ(機能制限があるらしいが)。
暇つぶしとして考えてるこのてのゲームに月額課金する気は毛頭無いのですが、制限があるとはいえ無料で遊べるのなら食指が伸びるよねぇ。
それに、なんといっても三国志。しかもKOEIですもの。

三国志を始めて読んだのは小学生の頃だったでしょうか、もちろん正史じゃないです、演義でもないです、国内では正史よりも演義よりも有名な横山光輝のコミックでした。全60巻を揃えるお小遣いなんかありませんから図書館に通いました。
歴史背景や文化の違いなんかを理解するのは難しかったですがそこはコミック、簡潔だけど要点を押さえたストーリーは子供ながらに楽しめました。
中学生になると活字に対する抵抗感も少なくなり、吉川英治の三国志を読みふけるようになりました。オイラの視力が低下したのは間違いなくこの時期ですな、もう夢中になって読みました。
それから現在まで三国志に関する出版物はかなり読んできたと自負しています。NHKの人形劇で使われた人形の写真集まで持ってます。アイドルの写真集なんか買ったこと無いけど、この写真集は中華街まで行って入手した。我ながら変な趣味だよなぁ。

10年くらい前でしょうか、本屋の店内をウロウロしていると高校生と思わしきグループが大きな声で盛り上がっているのよね。「うっせーなー」と思いつつ聞き耳を立ててみると・・・。

「やっぱカッコいいよな~、夏侯惇

「オレは張遼のシブさが好きだな~」

なるほど、真・三國無双の攻略本を読んでいたんですな。

オイラの高校生の頃は三国志の話で盛り上がれる同級生なんて学年に数人くらいだったはず。それがゲームの影響で幅広い年齢層に知られるようになったんですなぁ。ゲームでストーリーに興味を持てば吉川三国志や横山コミックの三国志に触れる人だって出てくるはず。いいことじゃありませんか。

しかし、三国志のヒーローといえば蜀漢というのが昔からの定説なわけでして、夢半ばで潰えた蜀漢を善とすることで中国人や日本人の心を捕らえたわけでして。
だから「趙雲かっこいい~」とか「廖化は長生きだよな~」ってんなら分かるんですが、前述した学生さんとはジェネレーションギャップを感じてしまう。
もちろん、魏に属した人々も呉に属した人達もそれぞれに信念があったでしょうから、三国のウチのどこが正義であったかなんて決められるわけもないのですが。

さて、三国志オンライン。ヒマなときにでもログインしてみようと思うのですが、このゲームでもプレイヤーは三国のウチの何れかに所属することが出来るようです。そんなゲームの中でまたジェネレーションギャップに直面するのかと思うと不安でもあり楽しみでもあり。

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