今回も過去の雑記を再掲。代々続いた家業をスッパリと辞めて派遣社員として働きだした頃に書いたものです。
常識 2004/12/15
自営業といっても色々な種類がありますがオイラは職人でした。
来る日も来る日もミシンと作業机に向かい、一歩も外に出ない日が続くことも珍しくありませんでした。
そういった生活を続けていると世の中の動向についていけなくなるんですね。
今日もお昼休みに喫煙所で一服していると、隣の休憩室で休んでいた女子従業員に声を掛けられました。
「○○さんはヘビースモーカーなんですねぇ」
確かにオイラはタバコを吸いますが、本数は1日で多くても1箱くらい。
オイラの考えるヘビースモーカーという人種は1日に2箱も3箱も吸っているような人達です。
そのことを話すと
「今の世の中では1箱でも十分ヘビースモーカーですよ」と笑われてしまいました。
う~ん、喫煙者に対する風当たりが年々強くなっているのは身に染みて解っていたつもりだが、いつの間にそんな常識がまかり通るようになったのだろう・・・。
んでも、言われてみればもっともなことだよなぁ。
でもね、時代と共に常識が変わるのならば、毎週1日だけ曜日を決めてビールを1杯飲んでる人もアル中と呼ばれる日が来るかもしれないよね。
公共の場所での飲酒が禁止される日もくるかもしれないよね、例えば電車内とかお花見の公園とかさ。
ん? タバコは他人に迷惑が掛かるけどお酒は迷惑を掛けないって?
受動喫煙で亡くなる人と飲酒運転の被害者の人。
人数の多寡で比較したことはないけど、お酒が他人に迷惑を掛けてないとは言い切れないと思うけどな。
「きっとどちらも必要悪なんだろうなぁ」
大きな空気清浄機が横たわるガラス張りの監獄のような喫煙室で一服しながらそんなことを考えてたんです。