分相応

もうずいぶん前から言い続けていることなんですが、もう一台PCが欲しい。
現在は自室と階下の部屋に一台ずつ、どちらもデスクトップPC。デスクトップだからそこに置いておくしかない、使いたいときは自分からその場所に移動するしかないんですな。まぁ当然の話なんですが。
別にいいんですよ、自室のPCは起きている間は電源入りっぱなしだからスグに使えるし。

でもね、ほら、あるじゃない?いまこの場所でちょっとだけ使いたいって時が、ありません?
例えばメシ喰ってて「美味いな、この漬け物。聞き慣れぬメーカーだがどういう会社が作ってるんだ?」なんて思ったとするじゃない、そしたらネットで調べようと思うわけですよ。でもメシ喰ってる最中にその場を離れて調べに向かうってのもなんだかねぇ。かといってメシ食い終わった頃には忘れてるんですよ、調べようと思ったことを。後々になってまで調べようと思うほどのことじゃないんですな、忘れちまったならそれでもいい。
でも、メシ喰ってる傍らでその場で調べることが出来たら知識が少し増える可能性もあるわけじゃないですか、もしかしたら無駄な知識になるのかもしれんけど、それならそれで忘れちまえばいい話であって、調べてから忘れるのと調べずに忘れてしまうのとでは、同じ「どうでもいいこと」でもその性質は全く違う。

最近よく店頭でMacBook Airを見たり触ったりするんですが、あれはいいですなぁ。パソコンとは思えないよね、美術品・芸術品だよね。
実はオイラが人生で最初に触ったパソコンってMacなんですよ。弄ったとか操作したんじゃなくて「触った」ね。

1991年だったかなぁ、お客さんの依頼でPCを仕入れて欲しいと外商から頼まれたのね。ちょうどオイラが取引してた商社がPCを扱ってたから、そんな理由で話が回ってきたんだと思う。
んで仕入れたのがMacだったんですなぁ、Classicだったかしら。その時に初めて触ったんですよ、電源の入れ方だけは仕入れ先の担当者から教えてもらってたので、電源は入れられました。電源を落とすのはコンセントぶっこ抜きで対処したけど。
触ったといってもそのレベル。

正確な値段は覚えてませんが、もちろん高額品でしたから売れればとっても嬉しい。なので外商の担当者に頑張って貰ってお買い上げ頂きたかったんですが・・・・。

「売れたら設定とかしてくれるんだよね?お客様に使い方とか教えてくれるんでしょ?」

『いやいや、それは無理ですよ、使い方が分かる人間なんて居ませんもの』

「じゃぁ売れないよ、使い方が分からないモノを売るわけにいかないじゃない」

ということでMacは返品しました。そういう時代でした。

それから時が流れて現在まで、Macとは縁のない生活を送ってるんですなぁ。
iMac とか iBook が大ブームになったときには購入寸前まで行ったりもしたんですが、結局は買わずじまい。Mac mini や今回のMacBook Airも非常に興味があるんですが、それでもやはり実際に購入することはないのかもしれません。

オイラのようなセンスのない人間が使っちゃいけない。
そんな気にさせるのよねぇ、Macって。

iPodの中古が安く売ってたのよ。本当に安くて小遣いで買えちゃう値段。それでも手が出なかった、出せなかった。
あのデザインを見ちゃうとオイラには相応しくないような気がしてならない。
金銭的な理由以外で、しかも納得して諦められる。不思議な存在だよ、apple製品は。

無骨なビジネスノートの中古品をアキバに行って探してこようかね。オイラにゃそれがお似合いだ。

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