アクセスの質

台風だそうです、オイラ地方は直撃です。20時頃から風が強まり、築50年の木造住宅2階で作業しているとグラグラと揺れて怖いったらありゃしない。
この1時間くらいは雨が弱まり、まさに「嵐の前の静けさ」といった感じ。
小学生の頃にウチの妹が下校中に台風の風で飛んだ(チビで軽かった)のを目撃して以来、強風はあまり好きじゃないのよね、実は。無事に通り過ぎてくれることを祈ります。

さて、本題。なんの説明もなく唐突に始めます。

アクセス数はとっても大事。でもそこで満足してると前進は無い。アクセス数に満足できたらアクセスの質を考えんと。
オイラが新規にサイトを作ったとします。で稼げると判断する目安は1日に500アクセス。1日500人の人が来てくれれば継続してもいいかなと判断します。これに満たない場合は即刻諦める。

1日に500人というのが多いか少ないかは人それぞれの考え方で違うでしょう。普通にブログを書いているだけなら500人は十分満足できる数字だと思います。つかオイラが書いてる普通のブログに500人もの人が来てくれたら逆に怖くて何も書けなくなるね、当たり障りのないことを綴るのが精一杯でしょう。

だけどアフィリエイトで収入を得ようと思ったら500人は最低ライン。あ、「収入」と言うからには月に数千円単位じゃないよ。人様に胸を張って「収入」と言えるだけの金額ね。

一概に500人と書きましたがこれはあくまでもオイラの基準。そしてサイトの内容によってもこの数字は変わってきます。
たとえばの話、特定のジャンルの新商品をレビューするサイトを作ったとします。と言うことはここに訪問する人は新商品の情報が目当てな訳です。「いいモノだったら買っちゃおう!」って思ってる人も数多くいる。
こういうサイトで1日500人の人を集められたらそれなりに稼げるでしょう、購買意欲満々の人が訪問するんですから。

たとえばの話、日常のことを面白おかしく書き綴るブログを作ったら大当たりしたとします。1日に1000人もの人がやってきたとします。このサイトで「これがいいですよ」なんてカタチで商品を売ったとします、サイドバーに広告を載せるとかしてね。
売れるでしょうか?売れませんわな。

どんなに上質なものでも、どんなに安くてお買い得なものでも買う気のない人は買いません。必要がないものは買いません。自分だってそうでしょ?これがオイラの言うアクセスの質ってヤツです。物を売ってるサイトに購買意欲のない人がいくらやってきても邪魔なだけ。人が沢山来れば売れるだろうって考えは間違えですな。正しくは「買う気のある人が沢山来れば売れる」。
ブログホイホイとかで人を集めても全く意味がない訳ですよ、えぇ。アクセスが増えることでSEOの効果があるとか、ランキング上位になることで人目に止まりやすくなるとか、そういう意味での効果はあるでしょうが、それも中身が備わってこその話。広告だけ大量に貼って後は人さえ来れば稼げると思ったら大間違いなわけですな。
むしろレンタルブログなんかでは無意味に鯖の負担を増やすだけなので迷惑なだけですな。

話が逸れましたな。

買う気のある人に買って貰えそうなものを勧めれば自然と売れるわけです、これは商売の基本。売りたい物だけを売ってたんじゃ店は潰れちまう。売れるモノを探してきて売る。例えそれが売りたくないものだとしても実際に売れるんだから仕方がない。しかしこの「買う気のある人」を呼び込むってことと「売れるもの」を探すのが一番大変だったりするわけですな、店舗を構えた実際の商売では。オイラもさんざん苦労しました。

んじゃ実際のお店じゃなくてアフィリエイトで考えてみます。購買意欲のある人を集める・売れるモノを探す、どちらも大変であることに変わりはないんですが、実際にお店を構えて売るほど大変ってわけでもないですな。大変だと思うのは「どちらも」と欲張るから。どちらかに的を絞ればそれほど大変でもないんじゃないでしょか。
んじゃどちらにしましょ?

新規にサイトを立ち上げるのであれば購買意欲のある客を呼び込めるよう努力もしますな。努力のし甲斐があると言うべきでしょうか。もちろん雑記ブログじゃなくて物販ブログを作ります。これは当たればデカイ。
現在ナニが流行っているのか、これからナニが流行るのか、その中で定番として生き残るのはどれか。なんてことに対するアンテナが敏感な人は上手くいくんじゃないでしょか。物販サイトの成功者に女性が多いのも頷けます。
ちなみにオイラのアンテナの感度は非常に鈍いので向いてないってのが悲しい事実。

前述したように物販サイトに来る人はすでに購買を決めていてor購買する可能性が高くて、最終的な判断材料を求めてor安売りの情報を求めてくるわけですな。だから売り上げも発生しやすいし、実際に売れた物を分析すれば「売れるもの」も判明します。なにで軌道に乗っちまえば比較的楽そうです。
が、軌道に乗せるまでが大変でしょうなぁ。なんせライバルが多い。しかも最終的な購買サイトは楽天なりアマゾンなりと限られているわけで、アフィリエイトサイトは中継点であることに他ならないわけです。買う気満々の人は直接購買サイトに行くわけでして、中継点に足を向けさせるにはそれなりの「何か」が必要となるわけですな。「何か」とは他所より詳しいレビューであったり徹底した価格比較であったり、若しくは紹介文から滲み出る信頼感だったり人柄だったり。

物販サイトはアフィリエイトの王道だと思うのですが非常に難しいというのがオイラの感想ですなぁ。懲りもせずにまた作ってますけど。

話は変わって、既存のサイト・ブログを持ってるとします。そのサイトには現状では購買意欲のある人はやって来ていないとします。そのサイトに購買意欲のある客を呼び込むのはかなり難しいですな。サイトの方向性やコンセプトを180°変えなきゃならんもんね。
なのでアクセスの質を向上することは諦めます。んで現在のアクセスの質に合わせた広告を貼るわけですな。長いことやってりゃ自分のサイトの訪問者がどんなことを求めているかはある程度把握できるはず。
既存の訪問者に合わせた広告を貼るわけですな。訪問者が望んでるもの=売れるものな訳です。

このblackbirdもそうですが、そもそも物を買いそうな客なんて1人もいねーよ!ってブログもあると思います。そういう場合は無料サービス系の広告を貼るといいです。ゲームとかSNSとかブログとか無料登録で報酬が出るところが腐るほどあるでしょ?
1件50円とか80円とかって報酬額を見て萎える人もいると思いますが、物販だって購入額の1%とか2%とかが多いわけですから、50円の報酬を得るためには5000円の物を売らなきゃならない。そう考えると無料登録の50円なんて報酬だって決して安くはないと思うんですが。

物販にしろ無料登録にしろ大事なのは労力を惜しまないこと、そして場合によっては身銭を切ること。例えばユーザー数ナンバーワンとなったFC2ブログのアフィリエイトがあります。知名度も上がりましたから勧めやすいはずですな。
ですが実際に使ったことも無いのに勧めても成果は上がらんでしょ。「いいですよー」「使いやすいですよー」と勧めたところで説得力がないもの。「どこがどういうふうにいいですよー」「どこと比べてココが使いやすい点ですよー」と具体例を占めさにゃ読んだ人は信用しない。そうだよね?
例えばFC2ブログであればFC2ブログのオススメできる利点を詳しく説明するわけです。テンプレートが豊富だとかプラグインが豊富だとか、有志によるフォーラムがあって色々と相談できるとか。アップロードできるファイルの種類が豊富だとかFC2形式(MovableType形式)で記事をエクスポートできるので後々に引っ越しするときも便利だとか。
「新管理画面はバグが多いので旧管理画面での使用を勧めます」なんてことは実際に利用した人間でなければ書けないはずだし、情報を求める人はこうした内容を求めているわけです。ただ単にバナーを張って「オススメです」と書かれても「あ、そう」としか思わない。内容の濃いオススメする記事を書いておけば情報を欲する人は後々になってもアクセスして来るはずです。常時バナーを表示しておくよりもよほど効果的。つかバナーなんて不要な存在だと思うようになるんじゃないかな。

ジャパネットが成功したのはオッサン(シャッチョ)が実際に使っている様子を流して説明するからであって、「使ったこと無いけどとても安くていいものです」と言ってたら売れるわけがない。いまどき使ってる様子を流さない通販番組なんか無いもんね。
オイラが某ツールバーで荒稼ぎした時は、実際のダウンロード画面からインストール画面、詳しい使用方法まで数十枚のスクリーンショットを使った説明ページを作りました。それだけで1つのサイトとして成立するくらいの充実ぶりで作るのにかなり時間をかけた。当然その分の労働対価はありました。もちろん訪問客の多くが欲していると判断したからそこまでの労力を注いだわけでして、同じ事を他のサイトでやって二匹目のドジョウを狙いましたが空振りでした。まぁそんなもんです。
他人様に勧めるのであればある程度の責任を負わんと信頼は得られない。そう思うんですがいかがざんしょ?

身銭を切るってのも同じ事でして、実際に自分が買ってみて「(・∀・)イイ!!」と思って勧めればそりゃ成果は伸びますわな。買ってもいない・使ってもいないで勧めるのとは説得力が違う。
もちろん、ナニからナニまで使って・買ってから勧めるのは無理があります。でもね、たまにでいいから実際に使ってみた・買ってみたレビューを書いて勧めると訪問者に与える信頼感が増すのは事実。たまにでいいのよ、そのたまにが積み重なることが大事なんじゃないかと。
オイラが近所のスーパーでも買えるものを敢えて通販で買うのは値段だけが理由じゃないんですな。色んなお店を利用した経験がいつか、新たなサイトのコンテンツになるんじゃないかと思うわけです。
送料を含めると安いものばかりじゃないしね、通販は。

あぁ、某掲示板に触発されて思い付きで書き始めてから2時間半が経ちました。風雨はますます強まるばかり、そろそろ上陸か?
進路に当たる皆様、お気をつけて。

こうした状況下でも眠りに就ける鈍感な神経に生まれたことを感謝しつつ布団にもぐり込みます。おやすみなさい。

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