最初にお断りしておきますが長文です。
風呂上がりなんかに不用意に読み始めたりすると風邪を引きます。
空きっ腹を我慢して読み始めたりするとイライラします。
ですがどちらもオイラの所為ではありませんので悪しからず。
黒七味のストックが無くなったので銀座まで買いに行きました。
金も持たずにウロウロする街ではないので用事が済んだら足早に引き上げるのが常なんですが、昨年末頃に完成した有楽町駅前の再開発地域を見てみようと晴海通りをテクテク歩いて向かってみたんです。
以前にも書きましたが、有楽町1丁目近辺はオイラが二十台前半の頃に遊び歩いた街です。狭い路地の一本一本に楽しい思い出が隠れていました。
でもその殆どが再開発によって消えて無くなりましたよ、えぇ。悲しいよ、オイラは。
と悲嘆に暮れながら歩いていたんですが、せめて残っている思い出だけでも、と記憶を頼りに歩いてみたんですな。天気も良かったし。
ということで、オイラがかつて通った食い物屋を記事にしようかと。
こういうのは定期的に一件ずつ紹介していくと面白いんでしょうが、連載する気はさらさら無いのでまとめて一気に書きます。
基本的にランチがメインです。夜は飲み歩くばかりでメシはどうでも良かったので。
事前にご承知願いたいのですが、文中の説明とか値段とかは過去の記憶から記述しています。現在のお店とは相違する部分も多々あると思いますので参考にはしないでください。お店の紹介記事ではありません、思い出を綴っているだけです。
それと、オイラの味覚なんて大したもんじゃありません。美食家じゃありませんから「うまい」とオイラが書いてもそれが万人の舌に合う美味しさではないはずです。ただ、どのお店もオイラが1990年頃に通っていたお店です。競争や変化の激しい銀座・有楽町で最低でも20年近く営業し続けているお店ですから・・・まぁきっと美味いはずです。
まず最初は西銀座地域から。
ニューキャッスル
カレー好きの人達なら誰もが知ってるお店らしいカレーの有名店。カレーといっても普通のカレーじゃないことは特にカレー好きではないオイラでもよく分かる、それくらい特徴のあるカレーが食える店。
オイラが通っていた頃は先代のご主人が健在で、先代の合気道の達人とは思えない笑顔と風貌を求めて来店する人も多かった。
カレーの味は・・・、なんとも表現しづらい味。他所と比べようにも土俵が違うと言いましょうか目指す方向が違うと申しましょうか、とにかく他では味わうことが出来ないカレー。そして美味い。だから通わずにはいられなかった。
2代目になって味が変わったとの評判ですが、相変わらず美味いことには変わりはないみたい。
メニューに一癖あるお店ですが説明してるてキリがないので割愛します。「銀座 ニューキャッスル」で検索すればサイトやブログが沢山ヒットしますので勝手に調べてくだされ。
普通の食欲がある時は「蒲田」を、ちょっと小腹が空いてるくらいなら「大森」を、腹一杯喰いたいときには「ツンカマ」を頼めば大丈夫。女性でも標準は「大森」とだけ書いておきます。
場所はこの辺
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
銀座末廣
4種類のスープを用意しているラーメン屋、現在は「塩」が増えて5種類になったらしい。
http://www.ginzasuehiro.com/
今風のラーメンではないです。だけどそんなのは関係ない、今風だろうと昔風だろうと美味いものは美味い。ブームでラーメン食ってる訳じゃないんで。
店名にもなってる「末廣」はタマネギがこんもりと乗っかったちょっと珍しいラーメン。ラーメンにタマネギってのも最初は違和感ありましたが、一度喰えば既成概念なんかぶっとびます。コッテリ目の醤油スープですがタマネギのお陰かあっさりと喰える。
「玄海」はとんこつ系。小梅が乗ってるだけで何故か知らんが涙が出てくる。
「味噌」はオイラ喰ったこと無いのよ。昔は味噌ラーメンって喰えなかったのよね。だって味噌汁飲んでるみたいなんだもの。今は味噌ラーメンが食えるようになった代わりに味噌汁が飲めなくなりました。だって味噌汁って味噌ラーメン喰ってるみたいなんだもの。
オイラの味覚なんて所詮そんなもの。
「正油」は見ての通り醤油スープ。昔は確か「東京正油」って名前だった気がします。
どのスープも「辛子」「こってり」など追加オプションが可能でして、4種類のスープ×追加オプションという豊富なバリエーションは毎日通っても飽きなかった。どれも美味いしね。
当時は容器に入った背脂が置いてあって自由に足すことが出来ました。「こってり」を注文して更に背脂をぶち込むと・・・・、そりゃもうお肌がテカテカになるくらいの油が摂取できましたさ。
そうそう、餃子も美味しいのよ、ここ。
場所はこの辺
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
銀座 かなわ
広島の有名な牡蠣料理のお店らしいですが、オイラは広島には修学旅行でしか行ったことがないのでどれほど有名なのかは定かじゃありません。
銀座店も最近でこそメディアでの露出が増えているらしいですが、当時は殆ど知られてなかったんじゃないでしょか。だからこそ「美味いものが並ばずに喰える店」としてオイラや同僚が通ってたんですな。
オイラがよく喰ってたのはカキフライ。穴子も好物なのでよく喰ったかなぁ。カキフライは銀座ではココが一番美味いと思ってました、いまも思っています。まぁ隅々まで食べ歩いた訳じゃないですが。
でも多くの同僚の場合、本当のお目当てはカキでも穴子でもないんです。なんでしょう?
ランチビール 200円
酒飲みってしょうもないですなぁ。
場所はこの辺、つかココの地下2階
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
はしご
無化調(化学調味料不使用)ラーメンで有名なお店です。有名店だし他にも支店があるので知ってる人も多いかもしれん。
ココは本当によく行きました。ライスが無料でお代わり自由なので、給料日前など金がないときは朝晩抜いて昼はココでしこたま喰うなんてお世話のなり方でしたが。当時は今より胃袋が10倍くらい大きかった。
メニューはちと説明しづらいんですが、簡単に言うと辛いスープと辛くないスープがありまして、それに「だあろう」「ぱーこー」「ちーすい」といった具が乗るんですな。んで辛くないスープで「だあろう」を乗せると「だあろうめん」、辛いスープに「ちいすい」を乗せると「ちいすいだんだんめん」となるわけです。
「だんだんめん=担々麺」なのですが、世間一般の担々麺より辛くはありません。なので辛いのが好きな人は「だあろうだんだん大辛で」と辛さを注文すると応えてくれました(昔の話ね、今は知らん)
そういえば「さんほんめん」ってのは当時はなかったような気がするけど思い違いか?
場所はこの辺、つかココの地下1階
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
ちょっと西に行って有楽町駅近辺
とりめし ぼん
パスポートを発行してくれる 東京都旅券課のある交通会館にあるお店。オイラパスポートもってないけどこの建物にはよく行った。
お店の名前の通り鶏料理が専門らしいけど、オイラはランチで供される「とりめし」しか喰ったことがない。一度夜に行ってみたかった。
「とりめし」はと言うと、焼いた鶏肉と鶏そぼろが乗ったドンブリです。器を変えれば幼稚園児のお弁当じゃん!ってな佇まいなんですが、肉の中では牛よりも豚よりも羊よりも鶏が好きなオイラには大のご馳走でした。汁物が椀じゃなくて湯飲みに注がれて出されるのもいとをかし。
「とりめし上」というワンランク上のメニューもあるんですが、これはドンブリが重箱に代わり、汁物がちゃんとしたお椀に入ってきます。それだけだった気がします^^;
このお店に限らず交通会館の地下1階は雰囲気があってよかったです(今もその雰囲気はありますが当時はもっと凄かった)。レトロというかノスタルジックというか、なんとも哀愁が漂うお店が沢山ありました。「とりめし ぼん」は現在も生き残ってる数少ないそんなお店。
場所はこの辺、つかココの地下1階
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
チャンポン 桃園
「とりめし ぼん」の真向かいにあるお店です。
本場の長崎チャンポンとやら食したことがないので、オイラにとっての本場のチャンポンの味はこのお店の味ということになっています。東京だとチャンポンってそうそう食べる機会もないしねぇ。
麺喰いなもんですから日頃からラーメンだ蕎麦だとよく食べてました。んでラーメンにも蕎麦にも饂飩にも食べ飽きるとこのお店に行くんですな。他の麺類にはない独特の魅力があるんですよ、チャンポンには。
場所はこの辺、つかココの地下1階
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
写真が撮れなかったんですが、同じく交通会館地下1階の交通飯店もよく通ってました。
余談
昔からそうなんですが、銀座・有楽町界隈って休憩する場所が少ないんですな。いや喫茶店とかファーストフードはあるんですが、もっと落ち着いてお茶を飲める場所とか缶コーヒーを片手にゆっくりと座れる場所ってのが少ない。公園とかが殆ど無いからねぇ。
加えて現在の千代田区は路上での喫煙にとてもウルサい区でありまして、愛煙家がゆっくりと一服できる場所も探すのが難しい。
ってことで、有楽町辺りで歩き疲れたときのオススメスポットを。
どこかっつーと、交通会館の3階です。
交通会館の3階には中庭のような場所がありまして、腰掛ける場所や灰皿が用意されています。狭いスペースですが3階より上のフロアはオフィスばかりですから土日は空いていますし、平日もお昼の時間帯を除けば大丈夫。
交通会館には北海道や富山県などの物産を扱うお店がありまして、そこでソフトクリームや地ビール・地酒なんかも売ってるんですな。週末なんぞは結構賑わっているんですが、購入したソフトクリームを館内の通路で居場所なさげに食べてる人が多いんですわ、老若男女問わずに。
そんなとこで喰ってないで、ちょっと階段を上れば落ち着いて喰える場所があるのに、勿体ない。といつも思うんですなぁ。
3階には数軒の喫茶店もあります。カフェなんてふざけた呼び方をしたら怒られそうな昔ながらの純喫茶、落ち着いたお店ですから年配の方でも気兼ねなく入れます。
んで、これらの喫茶店は先の中庭にテーブルと椅子を用意していまして、注文したメニューをココに運んでもらうことも出来るんですな。(注文しない人はテーブルや椅子を利用しちゃ駄目)
ビックカメラ・西武・阪急・映画館、そして最近出来たイトシアと沢山の施設があるわりには休めるところが少ない有楽町。困ったら交通会館です。
ただし先の中庭、日当たりが悪いし風は吹きさらしだし屋根もないし、と天候や季節によってはストレスが溜まりますのでご注意を。
余談終わり、元に戻ります。
中園亭
有楽町駅銀座口の目の前にある中華料理店。ガード下のため再開発から免れた。
隣の果物屋と共に有楽町駅前のランドマークだね。2階建てのランドマークってのも珍しいが。
いつも混んでるよ、空いてる時を見たことがない。
厨房の窓に肉がが干してあったりする本格的な中華料理屋さん。だけど値段は庶民的。○○飯店ってな高級イメージではないです。
場所はこの辺
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
宝龍
交通会館の道産子プラザの向かい側、駅の高架下にある中華料理店。ランチが安くてボリュームも満点。
厨房では中国語が飛び交い、味付けも本格的。だけど中園亭と同じく庶民的なお値段。
店内は狭く、時間をかけて会食するのはどうかと。サッと入ってサッと喰うのに適しています。
ホールの人も中国の人だったりして、注文が上手く伝わらずに時間だけが過ぎていき昼休みを無駄にしたことが何度かあったっけ。それも今となってはいい思い出。
場所はこの辺
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
ノア
首都高の高架下にある銀座インズ2の2階にあるレストラン兼飲み屋的な店。
百貨店員の昼休みって場合によっては16時頃になったりするのよ。そういうときに昼夜ぶっ通しで営業してくれる店は有り難い存在。
昼飯をココで喰って夜はココで飲んで騒いで、本当にお世話になりました。
もっと沢山書けるんだけど、書いちゃうとオイラ特定されちまうかもしれんので書きたくないっす。
ハンバーグやらエビフライやら洋食ならなんでもあるし、どれもボリュームがあって美味かったです。
場所はこの辺、高速道路の高架下の建物2階ね
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
新角
銀座・有楽町では珍しい立ち食い蕎麦屋です。
気さくなオッチャン達が演歌を歌いながら麺を茹でてくれてました。今も元気だろうか、オッチャン達。
写真にも写ってますがとにかく安いです。立ち食いなのでタクシーの運転手さんもよく利用してました。
蕎麦好きのオイラですがココではラーメンばかり喰ってました。ここのラーメンは立ち食いとしては美味い。
早くて美味くて安い。給料日前はもちろん、時間がないときもお世話になってました。
場所はこの辺、ガード下ね
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
更に場所が移って有楽町駅の西側。
ラーメン中本
昔からある有名なラーメン店。
ここのラーメンは他ではちょっと類を見ない独特の魅力がありまして、口に合う人と会わない人がハッキリしてるんじゃないかと思います。駄目って人も多いかもしれませんが、一度好きになってしまうともう大変、週に一度はここのラーメンを喰いたくなります、ホントに。
店内は雑然として・・・・、いや正直に言うと小汚いです。かなりの確率でゴキブリを目撃してました、しかも自分の座ったテーブルの上を普通に徘徊してる。
運ばれてきたラーメンの中に、ひとつ前に茹でた残りと思われる明らかに伸びてふやけたブヨブヨの麺が2~3本混じってたりもしました、これもかなりの確率で。この店でならドンブリに親指を突っ込んで運んで来ても「あぁそういう店だしね」と許してしまえるんじゃないかと思うほど。
そんなお店ですが昼時は大行列となります。そして行列の中には美人で若いOLが沢山混ざってました。
小洒落た店や流行ってるお店を好むであろうバブル当時のOLさんですら、この店のラーメンにとりつかれてしまうと汚かろうがなんだろうが並ばずには居られない、喰わずには居られない。
ラーメンに三つ葉が乗ってるのがこのお店の特徴です。
味噌ラーメンも変わっていまして、味噌だれを自分で溶かしながら食べるんですな。だからこの店の味噌ラーメンはオイラも食えました。好きでした。
久しぶりに訪れてみると両隣にマクドナルドが出来てました。
あぁこれだから大資本は嫌いだよ。空気読めよ、中本の雰囲気がぶちこわしじゃないか。
場所はこの辺、有楽町ビル地下1階ね
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
万世拉麺
中本の並びにあるラーメン屋です。秋葉原にビルを構える「肉の万世」が経営してます。
他に新宿や神田なんかにもお店がある模様、オイラ知らんかった。
http://www.niku-mansei.com/contents/02shiten/02shiten_tokyo.html
中本の行列に並んでいる時間がないときはコチラにお世話になっていました。
ココはココで美味いんだけど、当時はちょっとスープがぬるかった。現在は改善されていることを切に願います。
場所は中本と同じビル
ラ・ベルデ
最近知ったけど都内に数店舗もある有名な店なんだって?ラ・ベルデって。
オイラは20歳を過ぎてこの店で初めてカルボナーラなるパスタを食しました。
ここのカルボナーラはベーコンがステーキのような厚切りで、ナイフとフォークで切って喰うシロモノだったのね。最初のカルボナーラがココだったから、よそで食うカルボナーラに入っているベーコンを見ては「詐欺だ!」と真剣に思ってました。
ココが特殊なんだと気付いたのは何年後だったろう。
それとココでカルボナーラを注文すると、日によって前述した厚切りベーコンじゃない日があったのよね。一般的な薄切りのベーコンが入ったカルボナーラが出てくる日があった。これが未だに謎。
いつものシェフが休みだとか、そういう理由だったんだろうか?本当に謎。
パスタはlargeとかsmallとか量の注文が出来たので、4人で行ってlargeを2皿とピザ2枚とか臨機応変な注文が出来たのも良かった。ピザもうまかったし。
場所は中本と同じビルの地下1階
坂内
一時期大ブームとなった喜多方ラーメンを仕掛けた店(だったはず)
ここのラーメンが美味くて美味くて仕方がなかった時期がありました。飲んだ後に食うと最高でした。
昔は都内に数店舗だけだった記憶があるんだけど、今じゃアチコチに沢山出店してるんだね。
http://www.mensyoku.co.jp/store.htm
この店は何と言っても焼豚ラーメンですかな。麺を覆い尽くす焼豚に驚いたもんです。慣れない内は焼豚を食べるペースが掴めなくて、最後に焼豚だけが大量に余ってしまった記憶があります。
まだ喰ったこと無いけど今度喰ってみようという方はペース配分にご注意を。麺2口に対して焼豚1枚のペースじゃないと焼豚が余ります。
場所はこの辺
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
番外編(飲み屋)
たぬき
いわゆる「有楽町ガード下」と呼ばれる地域にある飲み屋さん。タヌキの焼き物が目印。何年通ったことか、何回通ったことか。
クリスマスやバレンタインといった世間が賑わう日の夜は、残業が終わってから必ずココで飲んでました。「オレらが居るからオマエらが盛り上がれるんだぞ、感謝しろよバーロー!」なんてくだを巻いていたの思い出します。
営業中は屋外にもテーブルを出していまして、冬場はそこで熱燗やお湯割りをのみながら煮込みを喰うと・・・もう・・・たまらん。もちろん夏場のビールもうまいです。
ちなみに本当のガード下はこんな感じ。今日も昼前からオッサンや若いカップルが煮込みを喰いながら飲んでましたさ。
場所はこの辺
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
日の基・新日の基
中年サラリーマンの街というと新橋が有名ですが、有楽町にもあるんですよ、くたびれたサラリーマンの聖地が。
若い女の子とかには行って欲しくないね、ヨレヨレのサラリーマンにだけ許された最後の砦。
オイラが訪れるときは決まって記憶が怪しくなってからでした。
ちなみに、お店の隣には酒類の自販機があります。なので昼間っから飲みたくなっても対応できます。素晴らしい。
ジェーエス・レネップ
女性の多い職場でしたから、ガード下やカウンターの一杯飲み屋ばかりという訳にもいかないんですな。男性陣は良くても女性陣から文句が出る。そういうときはこういったお店を利用してました。男同士じゃ絶対に行かなかったけど。
本場のドイツビールやドイツワイン、ソーセージやアイスバインが美味しいお店です。
値段も良心的だし気取った店でもないので気軽に入れてお世話になりました。
場所はこの辺
http://map.yahoo.co.jp/pl?sc=3&lat=35.40.02.636&lon=139.46.30.126
30件くらい廻ったんですが今でも残っていたのはこれくらいでした。後のお店は移転したのか潰れたのか・・・。
銀座界隈は食事に困るなんて話をよく聞くんですが、探せば結構あるんですよ。でもメディアに取り上げられるのは有名店ばかりだから探そうにも探しきれないのよね。
有楽町というと最近は「お洒落な街」なんてイメージになりましたが、ほんの数年前までは都心では数少ない昭和の色を残す街だったんですな。靴磨きなんて今じゃ殆ど見掛けないよね。でも有楽町には残ってる。
防災とかの観点から再開発は必要不可欠だったんでしょう。でもあんな風にすることはなかったんじゃないのかとオイラは思うのよねぇ。
と、思い出のお店を何軒か巡ったんですが、実際にはどこのお店にも入りませんでした。つか入れませんでした。
小さくなってしまったオイラの胃袋ではどこで何を頼んでも食べ残してしまうはず。
せっかく思い出が残っていたというのにそれを味合うことが出来ないのは本当に悔しいね。
街は進化していくのにオイラの身体はあの頃よりも退化していたなんて皮肉な話だよ、まったく。