XP と Windows7 RCをデュアルブートで便利(横着)に使いたいので色々と試してみた備忘録。Vistaとのデュアルブートは試してないから知らん。つかVistaは使っていないので試そうにも試せない。
内容は初心者向きです。玄人さんが読んでも「ふ~ん」としか思わないはず。
ドキュメント(マイドキュメント)の共有
XPでもよく使われる設定の一つにマイドキュメントの変更がありますな。
最近はデジカメの画像や動画ファイルの容量が大きくなる一方ですし、それらのファイルを次々とマイドキュメントに突っ込んでいくと数百ギガなんてあっという間です。マイドキュメントのターゲットフォルダ(保存場所)をCドライブ以外にすることでCドライブの領域を節約することが出来るし、何らかのトラブルでOSの再インストール(リカバリ)を強いられた際にも、マイドキュメントをCドライブ以外にしておけばマイドキュメントの中身は失われることがありませんしバックアップなどの作業の手間が省けます。(OSのインストールで失われるのはCドライブのファイルのみなので)
んで今回はXPとWindows7RCをデュアルブートで使おうってことなので、それぞれのOSで指定するマイドキュメント(ドキュメント)のフォルダを共通の場所にしようって魂胆です。要するにOS間でフォルダを同じ目的で共有しようってわけです。オイラのような忘れっぽくて不精な性格でもフォルダを共有しておけば「あのファイルはどっちのOSでどこに仕舞ったっけ?」ということが無くなるんじゃないかと。
ドライブ文字の統一
OS間でのマイドキュメントの共有をする前に、諸所の事情からドライブの文字を統一しておかないと後々面倒なことになる場合があります。
たとえばXPでのマイドキュメントのパスが D\マイドキュメント なのに Win7で同じフォルダを指定したマイドキュメントのパスが F\マイドキュメント って場合ね。
「諸々の事情」の具体的な例を説明するのは面倒なのでここでは触れませんが、ピンとくる人はピンとくるはず。逆にピンとこない人には無用の作業だと思うので読み飛ばしちゃってください。
ドライブ文字の変更方法
XPでもWindows7でもほとんど変わりません。コントロールパネルから「管理ツール」を開いて「コンピューターの管理」→「ディスクの管理」を探して開く。
んで、ドライブ文字を変更したいドライブ(パーティション)を右クリックして「ドライブ文字とパスの変更」を選択。
XPでのマイドキュメントの変更
書くの面倒くさいからリンクを貼ります。
XPでマイドキュメントを別ドライブに移動 – [Windowsの使い方]All About
http://allabout.co.jp/computer/windows/closeup/CU20060613A/
Windows7 (Vista)でのマイドキュメントの変更
Windows7(Vista)では「ユーザーのドキュメント」という大きな括りの中にまとめられていて、その中にはXPに於けるアプリケーションデータなども含まれるため、XPのようにドキュメントフォルダを丸ごと一括で移動することが出来なくなっています。なのでXPに於けるマイドキュメントに該当するフォルダを個別に移動する必要が出てきます。
スタートメニューから移動したいドキュメントの種類のアイコンを右クリック→プロパティ
Win7RCの場合は(ベータもか?)ライブラリの場所に複数の場所を指定できるみたい。最初にこの画面を開くと2箇所設定されているんですが、今回は最初に設定されていた場所をすべて削除してから新たにドキュメントの場所を指定しました。もちろんXPと同じフォルダを指定しています。
この作業を「マイドキュメント」「マイミュージック」「マイピクチャ」の全部で設定してあげる。
こうすることでXPでマイドキュメントを開いたとき、Windows7でマイドキュメントを開いたとき、どちらも同じフォルダが表示されるというわけですな。
まぁ、ファイルを探しやすくするだけなら一方のOSのデスクトップにもう一方のOSのドキュメントフォルダへのショートカットを作ればいいじゃん!って話なんですが、フォルダを共有することでディスクの節約にもなるじゃない?
デスクトップの共有
マイドキュメントと同様にデスクトップも共有してしまえば便利じゃないか?という話。
デスクトップの共有といってもXPでエアロが使えるようになるとかそういう話じゃないです。共有するのはデスクトップのショートカットアイコンとかファイルやフォルダの類であって、デザインまでが統一されるわけじゃぁない。
デスクトップに実行ファイルへのショートカットを置いている場合、特にシステムドライブにある実行ファイルへのショートカットを置いている場合は、一方のOSではリンク先が見つからずに役立たずとなります。ここで腹を立ててショートカットを削除しちゃうと、もう一方のOSでログインしたときに後悔することになりますのでご注意を。
あぁ文字で書いてるだけじゃ意味がわからんよね。実際に体験してみればすぐにわかるはず。
XPでのデスクトップの変更
XPでマイドキュメントの場所を移動している人は結構多いと思いますが、デスクトップの場所をCドライブ以外に移動している人はあまり見かけない。設定が面倒くさいこともあるのでしょうが、デスクトップという場所は頻繁にファイルが作られ削除される場所ですからファイルの断片化が起き易い場所でもあります。人によっては動画ファイルや圧縮ファイルなど容量の大きなファイルを一時保存したりもするでしょうから、この場所をシステムドライブとは別の場所に移動することでOSの動作を妨げる大きな要因が減ることになるわけですな。
まぁ「それは体感できるほどなのか?」って言われると困ってしまいますが、長い目で見ればそりゃ違ってくるんじゃないかと思うわけですよ。
手順は以下を参照ください。
レジストリを書き換えて場所を変更しただけではファイルまで移動されません。元のデスクトップにあったファイルやフォルダなどは手動で移動する必要があります。
デスクトップをDドライブへ | Windows XPとVistaの裏技
http://nagabuchi.jugem.jp/?eid=152
Windows7でのデスクトップの変更
Windows7の場合は簡単。基本的にはマイドキュメントの変更と同じ作業です。デスクトップフォルダのプロパティから場所を指定してあげるだけ。
デスクトップフォルダは C\ユーザー\~ユーザー名~\desktopにあるのでこのフォルダを右クリック→プロパティを選択。
するとデスクトップのプロパティ画面が開くので「場所」タブをクリック、移動先を選んで(今回はXPと同じフォルダを選択)おしまい。
仕上げにXPでインストールした以下のアプリケーションをWindows7から起動して共有のプロファイルで動かせないものかと試してみたんですが・・・、ことごとく失敗しました。
- Windows Live Mail
- Thunderbird
- Firefox
- Opera
これさえうまくいけばOSの乗り換えの敷居がグンと下がるんだけどなぁ。