市販の風呂ふたが高すぎる!価格の実態調査
一般的な風呂ふたの価格帯
お風呂のふたってなんであんなに高いんだろうね。
もちろんお風呂のふたにも種類があって価格もピンキリだから、ネットで探せば安いモノも見つかるんだろうけど、安くなったぶんペラッペラで断熱性が落ちたりして「安かろう悪かろう」じゃ困るじゃない?
なので、あまりにも安いモノは除外して、そこそこ良さげなモノをお店で見てみると結構なお値段で売られているんですよ。


この価格でも一番安いグレードですよ。もっとお高いグレードになると1万円とかのお値段になっちゃう。
いやね、この金額でもいいんですよ。長持ちさえしてくれれば。10年くらい使えるならこの価格でも手を打ちましょう。払いましょうとも。
でも保たないじゃん?10年。
Googleで検索すると風呂ふたの寿命は「素材や使用条件にもよりますが3~5年」という情報が出てきます。そもそもユニットバスの寿命が10~15年ということなので(ホントかいな?)、ふたが10年も保つわけが無いんですな。
折り曲げたして使うものだしね。
探せば安いモノも売ってるけど、保温性とか寿命とか考えると躊躇してしまう。
風呂ふたのサイズ
風呂桶にもいくつかサイズがありますのでサイズをまとめてみましょう。
ユニットバスにおける一般的な浴室サイズは、戸建て住宅では1616、集合住宅では1216サイズなんだそうです。それぞれ1坪サイズ、0.75坪サイズと呼ばれることも。
で、1616のユニットバスでは浴槽のサイズがだいたい1500mm×800mmで、1216のユニットバスだと浴槽サイズは1200mm×800mmなんだとか。
といはいえ、最近はバリアフリーや節水性のとの兼ね合いで様々なデザインの浴槽が存在しますから、一概に2サイズで分けられるものでもありません。注文住宅では1.25坪サイズのユニットバスなんてのも人気だしね。
そこで風呂ふたを販売する各メーカーも様々なサイズの風呂ふたを作っていますので、サイズ別に価格を調べてみます。
サイズ別価格比較表
例えばオーエのシャッター風呂ふたワイドの場合
| 製品コード | 号数 | 本体表示サイズ | 包装サイズ | 包装重量 | 楽天市場での価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 75900 | M-10 | 700×1008mm | 700×215×75mm | 1,785g | 3,080円 |
| 75901 | M-11 | 700×1110mm | 700×200×95mm | 1,955g | 3,380円 |
| 75902 | M-12 | 700×1210mm | 700×215×100mm | 2,180g | 3,680円 |
| 75903 | M-13 | 700×1312mm | 700×230×95mm | 2,330g | 4,080円 |
| 75904 | M-14 | 700×1413mm | 700×220×110mm | 2,470g | 4,580円 |
| 75905 | L-11 | 750×1110mm | 750×200×95mm | 2,100g | 3,680円 |
| 75906 | L-12 | 750×1210mm | 750×215×100mm | 2,295g | 4,080円 |
| 75907 | L-13 | 750×1312mm | 750×220×100mm | 2,505g | 4,580円 |
| 75908 | L-14 | 750×1413mm | 750×220×115mm | 2,660g | 5,080円 |
| 75909 | L-15 | 750×1515mm | 750×240×105mm | 2,865g | 5,380円 |
| 75910 | L-16 | 750×1615mm | 750×240×105mm | 3,045g | 5,680円 |
| 75911 | W-14 | 800×1413mm | 800×220×110mm | 2,855g | 5,380円 |
| 75912 | W-15 | 800×1515mm | 800×240×110mm | 3,070g | 5,680円 |
| 75913 | W-16 | 800×1615mm | 800×240×115mm | 3,220g | 6,080円 |
ホームセンターなどの実店舗で買うから高いのかなと思ったけど、通販で買ってもこれくらいの価格になってしまうのね。
風呂ふたに対するもう一つの不満、重量
上記の表を見ていただくと製品の重量も載ってます。
もっとも小さいサイズでも約1.7kg。大きいサイズでは3.2kgもあるんです。
お風呂に入るたびに、お風呂から出るたびにこの重量と向き合うわけですよ。ちょっとした筋トレです。
若い人やマッチョな人はそれでもいいでしょう。ですが高齢者やお子さん、か弱い女性(男性)からしてみれば風呂のふたなんて軽い方がいいんですよ。
スタイロフォームが風呂ふたに適している理由
前置きが長くなりましたがやっと本題です。
我が家では約10年前に「市販の風呂ふたは高いし重いし長持ちしないし、もういや!」という結論に達し、スタイロエースを風呂ふたに利用してきました。
そして今回、風呂ふたとして使ってきたスタイロエースにも劣化が見えてきたことを理由に、新たな風呂ふたとしてスタイロフォームを購入しました。
断熱性能の高さ
スタイロフォームとはデュポン社が製造する発泡ポリスチレンフォームで、一般的には板状に加工されたものが家屋の断熱材として使われています。発泡スチロールの豪華版だと思って頂けると想像しやすいかと。
住宅の天井裏や壁裏などに断熱材として充填されるものが「スタイロフォーム」なんです。そもそもの用途が断熱材なのでお風呂のふたとして使うことでお風呂のお湯を長時間冷まさずに保温しておけるんです。
軽量で扱いやすい特徴
スタイロフォームは水の重さの約1/30の軽さだそうです。
と言われても分かりにくいので実際に計ってみました。
我が家の浴槽は1500×800mmです。その浴槽に適合するサイズにカットしたスタイロフォームは、上記の表の中だと製品コード75909とほぼ同じサイズです。
75909の重量が約2.8kgに対して、ほぼ同じサイズのスタイロフォームの重量は約1.2kgでした。なんと半分以下です。
総重量1.2kgのスタイロフォームを我が家では3等分にカットしていますので、1枚辺りの重量は400gと500mlのペットボトルのドリンクよりも軽い計算になります。
これなら小さいお子さんや高齢者でも楽々扱えるはずです。
長寿命
スタイロフォームは完全密閉された気泡構造により吸水性がほとんどありません。「吸水性が全くない」というわけではないのですが、水回りでも安心して使えるくらい、ほとんど水を吸いません。
実際に我が家ではスタイロエース(スタイロフォームとの違いは後述)を風呂ふたとして10年間使ってきましたが、水を吸って重量が増えたと言うこともなく、新品時と同じ軽さを保っています。
スタイロフォーム本来の用途である住宅での断熱材としてであれば20年は断熱性を保つそうなので、風呂ふたとして使用しても長寿命が期待できます。
コストパフォーマンスの良さ
どんなに断熱性が高くても、どんなに軽量でも、どんなに寿命が長くてもお値段が高くては意味がありません。
2025年7月1日、スーパービバホーム三郷店でのお値段を掲載しておきます。



厚さによって価格が変わりますが、50mmの厚さでも2,300円(税抜)でした。
1820mm×900mmという風呂ふたには大きすぎるサイズで売られているので自宅の浴槽のサイズに合わせてカットする必要があります。自分でカットするなら無料ですが、お店でカットして貰う場合は料金が発生するので注意して下さい。
今回は厚さ40mmを購入後に440円(税込み)を支払ってカットして貰いました。
商品代金2,024円+カット代440円で合計2,464円です。
軽量で高い断熱性と長寿命を兼ね備えた風呂ふたが手に入るのですから市販品を買うことを考えたら安いモノです。
10年間スタイロエースを使った実体験レビュー
風呂ふたとして10年間使用したスタイロエースの画像です。


使用して感じた良いところ
我が家では1枚のスタイロフォームを3等分にカットして使っているので、入浴時は状況に応じて1枚だけ、2枚だけ、全て外して、というように使用しています。
使用していないときはバスルームの隅に立てかけて置いておけるので場所を取りませんし、1枚だけ、2枚だけ外して使用するときは残ったふたの上に重ねておけるのでこれまた場所を取りません。
なにより軽さは正義で、とにかく扱いが楽。
片手でひょいと持ち上げて軽々と移動できます。
断熱性も全く衰えていません。
使用して感じたイマイチなところ
見た目
これはもう仕方が無いです。本来はお風呂のふたじゃないんですから。
お客さんがたくさん来るお宅には不向きです。「なに?お風呂工事中?」って言われます。
汚れ
一般的なお風呂のふたに用いられるポリプロピレンとかポリエチレンといったプラスチックと比べると、スタイロエース(スタイロフォーム)は発泡素材なので柔らかいです。
柔らかいのでちょっとしたことで傷が付いて凹んだりします。
傷ついたり凹んだりした部分には汚れが入り込みます。入り込んだ汚れは落としにくいです。
今回我が家がスタイロフォームに買い換えたのも汚れが原因です。断熱性も軽さも新品当時のままですが、汚れだけは10年分が蓄積されています。どんなに掃除しても落ちない汚れが残ってしまうんです。
スタイロエースからスタイロフォームへの買い替え体験
スタイロフォームとスタイロエースの違い
いままで使っていたのが「スタイロエース」で今回新しく購入したのが「スタイロフォーム」です。
Googleで検索してみると、スタイロエースはスタイロフォームの上位互換なんだとか。
スタイロエースの方が断熱性や低吸水性に勝っていてグレードが高い、と。
なのでできればいままでと同じくスタイロエースがよかったのですが、まぁスタイロフォームでもそう変わらないでしょう。
実際に並べて比べてみると見た目はほとんど変わらないのですが、手触りが違います。スタイロエースの方が表面がなめらか。スタイロフォームはザラザラしています。
価格は定価ベースだとスタイロエースの方がスタイロフォームより1.5倍くらい高そうです。
商品選択の経緯
スタイロエースでは無くてスタイロフォームにした理由は明快で、「スタイロエースが売っていなかったから」です。
なにせ広いお店ですから「売っていなかった」のではなくて「見つけられなかった」だけなのかもしれませんが、とにかくスタイロフォームしか目に入らなかったのでスタイロフォームを購入した、それだけのお話です。
新旧を比べてみるとこんな感じ。
下が10年使ったスタイロエースの厚さ30mmで、上が今回購入したスタイロフォームの厚さ40mmです。
購入時の注意点
浴槽のサイズを計っておく
お風呂のふたとして実際にスタイロエースやスタイロフォームを購入するときは、まず自宅の浴槽のサイズを測っておきましょう。いまつかっているお風呂のふたのサイズでもいいです。
カットするサイズを計算する
スタイロエース・スタイロフォームは1枚の板で売られていますので、自宅の浴槽に合うサイズにカットする必要があります。自分でカットするなら購入後のに自宅でカットすればいいのですが、お店でカットして貰うのであれば、カットするサイズも決めておく必要があります。
我が家の場合は前述したように浴槽のサイズが1500×800mmです。この浴槽に合うように770mm×520mmのサイズで3等分して貰いました。


仮に4等分するのであれば770mm×390mmでカットして貰う必要がありましたし、2等分であれば770mm×780mmでカットして貰うわけです。
厚さを選ぶ
スタイロエース。スタイロフォームともに厚さを選んで購入できます。厚い方が断熱効果が高まりますが、重量が増えますし価格も上がります。
我が家では厚さ3cmのスタイロエースで十分満足できる風呂ふたとして使ってきましたが、実際の厚さと重量を確かめて決定して下さい。
建築用断熱材を風呂ふたに使うメリット・デメリット
スタイロフォームを風呂ふたに使うメリット
圧倒的なコストパフォーマンス
市販の風呂ふたと比較して、スタイロフォームは非常に安価で入手できます。建材として大量生産されているため、同等の断熱性能を持つ製品を格安で手に入れることが可能です。
優れた断熱性能でガス代・電気代節約
スタイロフォームは断熱材として設計されており、風呂のお湯から熱が逃げにくくなります。実際の使用例では追い炊き回数が減り、家庭のガス代の大部分を占める風呂関連費用を大幅に削減でき、光熱費の節約にも一役買ってくれます。
軽量で毎日の使用が楽
発泡スチロールのような軽い素材のため、毎日の開閉作業が楽になります。特に高齢者やお子さんといった力の弱い方にとって、重い市販の風呂ふたと比べて大きなメリットとなります。
簡単なサイズ加工
浴槽の形状に合わせてカッターナイフで簡単にカットできます。風呂ふたを自作したい方にはもってこいの素材です。DIYが苦手な方でも、ホームセンターでカットサービスを利用すれば手軽に調整可能です。
高い耐水性による長寿命
スタイロフォームは耐水性に優れており、水による軟化、変形、変質を防ぐため、高い断熱性能を長期的に維持できます。
スタイロフォームを風呂ふたに使うデメリット
見た目の美観性に劣る
建材用途で作られているため、一般的な風呂ふたのような美観は期待できません。浴室のインテリア性を重視する場合には不向きです。
カビや汚れの付着リスク
表面が多孔質のため、カビや汚れが付着しやすく、定期的な清掃とメンテナンスが必要になります。浴室内の結露は減りますが、ふた自体の手入れには注意が必要です。
耐久性が不確実
そもそもがお風呂のふたとして用いられることを想定していません。使用状況や環境によってはサイド部分の断面が崩れたり劣化が早い可能性もあります
まとめ:スタイロフォーム風呂ふたの活用法
スタイロフォームは経済性と機能性に優れた風呂ふた代替品として有効ですが、使用前にメリット・デメリットを十分検討することが重要です。また、お風呂の窓断熱にも同様に活用でき、相乗効果でさらなる省エネ効果が期待できます。
光熱費削減と環境への配慮を重視する方には、コストパフォーマンスに優れた選択肢として推奨できます。


